平等院『秋の特別夜間拝観』(紅葉ライトアップ)|2024

平等院『秋の特別夜間拝観』(紅葉ライトアップ)

2024年11月16日(土)〜12月1日(日)/期間中の土・日曜18:00〜20:30(20:00受付終了)、京都府宇治市の世界遺産・平等院で『秋の特別夜間拝観 瑞光照歓―錦秋のあかり―』(紅葉ライトアップ)を開催。庭園とミュージアム鳳翔館を夜間特別公開(鳳凰堂内部、茶房は拝観、利用できません)。事前申込みが必要。

色づく秋の「極楽浄土」を体感

©平等院

平等院鳳凰堂をLED(発光ダイオード)照明でライトアップ。
深みのある赤色が特長の丹土色(につちいろ)の柱が、ライトアップされて、さらに幻想的に。
平安時代の赤色は、丹土ベンガラ(酸化鉄/Fe2O3を多く含んだ土を焼いたもの)を使ったことが近年の科学的な解析で判明していますが(中世以降のベンガラは球状微粒子の人造ベンガラ)。
平等院鳳凰堂も中堂の四面扉には朱が使われていましたが、その他の部分は量産に向く丹土ベンガラが使われていたことがわかってきたため、現在では丹土ベンガラで彩色が施されています。

境内の200本のモミジは例年11月下旬に見頃を迎えます。
夜間特別拝観の期間だけいただける、御朱印も用意。

ライトアップの背景には、世界遺産の意味をじっくりと考える機会を用意したいという考えや、日帰り客が多い宇治での夜の観光を盛り上げる狙いもあるとのこと。

事前申込制で、拝観には専用申込サイトでWEB申込が必要、受付期間は9月9日(月)10:00〜拝観当日の20:00まで、各日1500名限定、定員に達し次第終了

平等院『秋の特別夜間拝観』(紅葉ライトアップ)|宇治市|2024
開催日時 2024年11月16日(土)〜12月1日(日)/期間中の土・日曜18:00〜20:30(20:00受付終了)
所在地 京都府宇治市宇治蓮華116
場所 平等院
関連HP 平等院公式ホームページ
電車・バスで 京阪電鉄宇治駅から徒歩10分、またはJR宇治駅から徒歩10分
ドライブで 京滋バイパス宇治東ICから約2.2km。または、宇治東ICから約3.9kmで宇治駐車場
駐車場 宇治駐車場(200台/有料)
問い合わせ 平等院 TEL:0774-21-2861/FAX:0774-20-6607
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
平等院

平等院

平安時代には、『源氏物語』光源氏のモデルといわれる左大臣源融(みなもとのとおる)の別荘でしたが、1052(永承7)年に藤原頼通が父・道長の別荘を寺に改め大伽藍を造営したのが、宇治の平等院。いずれの宗派にも属さない単立寺院で、その名は仏の救済

浄土庭園

【旅の百科事典】 末法思想

釈迦の入滅(にゅうめつ)後、時が経つにつれ仏教の正しい教えが衰滅することを説いた予言が末法思想(まっぽうしそう)。釈迦の死後、1500年後、または2000年の間が正法(しょうほう)・像法(ぞうほう)の世で、それを過ぎると「末法の世」となり、

 

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