福島県郡山市のご当地ラーメンが「郡山ブラック」。まだまだ全国的には無名の存在ですが、醤油ベースのラーメンながら、黒いスープが特徴。その元祖の味を今に伝えるのが、ますや本店。明治元年、郡山駅前で創業したますや食堂は、廃業しましたが、その親族によって受け継がれるルーツの味です。
「郡山ブラック」元祖の味を今に伝える店
喜多方、白河、そして郡山が福島三大ご当地ラーメン。
そば文化の根付く福島県・中通り、そして会津はラーメン激戦区でもあり、郡山もそのひとつ(人口あたりのラーメン店の軒数は全国トップクラス)。
郡山ラーメンに特別な定義はなく、醤油、味噌、豚骨といった多種多様なラーメンを味わうことができます。
「ますや本店」当主の柴原久男さんの曾祖母・柴原マスさんが明治元年に開いた「ますや食堂」が、郡山ラーメンの原点。
平成15年にいったん閉店しましたが、「ますや本店」として再出発したのです。
麺も「ますや食堂」の麺を作っていた機械をそのまま使用し、昔ながらの製法を守っていいます。
加水の少ないストレートの中細麺が基本(好みで細麺、ちぢれ麺、太麺を選択可能)。
スープは、丼で醤油とスープを混ぜるのではなく、寸胴で鶏ガラベースで煮込んだスープに濃口醤油を入れ、さらにチャーシューを煮込んだ別銘柄の醤油スープを足しています。
それが、スープの「深みとキレ」を生み、「見た目と違って、しょっぱくないのが特徴」(店主の柴原久男さん)。
自慢のチャーシューも、脂の多いばら肉と赤味の多いもも肉のミックス、バラ肉のみ、もも肉のみからチョイスできる仕組み。
ますや本店は台新店のほかに郡山駅前に駅前店もあり、新幹線利用者にはそちらが便利。
郡山ラーメン一麺会が組織され、 オリジナルの「 大地の麺 」が土産用に用意されています。
ますや本店 台新店 | |
名称 | ますや本店 台新店/ますやほんてん だいしんてん |
所在地 | 福島県郡山市台新1-4-13 |
電車・バスで | JR郡山駅から福島交通バスコスモス循環で安積高校下車、徒歩1分 |
ドライブで | 東北自動車道郡山中央スマートICから約4km |
駐車場 | 9台/無料 |
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