伊根祭|伊根町|2019

伊根祭

2019年7月27日(土)~7月28日(日)、京都府伊根町で『伊根祭』が行なわれます。「海の祇園祭」ともいわれ、海上安全、大漁、五穀豊穣を祈願する江戸時代から続く伝統行事。宵宮で提灯を掲げた舟が伊根湾を渡り、本祭では祭礼船・神楽船が伊根湾で海上渡御を行ないます。八坂神社例祭では、太刀振りなどが奉納されます。

本祭では祭礼船と神楽船が海を渡御

江戸時代、京の祇園感神院(現・八坂神社)から牛頭天王(ごずてんのう=神仏習合の神、祇園精舎の守護神で本地仏は薬師如来)を勧請したのが起源という歴史ある祭礼。
『例祭』では祭礼船と神楽丸による船渡御が行なわれますが、大漁の年に行なわれる『大祭』の際には亀島4区(亀山、耳鼻、立石、高梨)から船屋台4基が出船します。
この船屋台が『祗園祭』の山鉾が海に浮かんだように見えるため「海の祇園祭」という名があるのです。

使われる船屋台は、宝暦11年(1761年)、伊根湾内で長さ14尋の鯨を捕獲した際に、銀7貫500目を使って築いたのが始まりと伝わっています。
船屋台には1艘につき1艘の「化粧船」と呼ばれる船が付くのが特長。
「八坂神社祭礼船屋台行事」として京都府の登録無形民俗文化財に指定。

かつてはブリ景気に湧いた伊根の歴史を今に伝える海の行事。
日曜の本祭では、亀島地区の祭礼船と神楽船が対岸の八坂神社に向けて湾をゆっくりと横断。
船上では子供たちが太刀振りや囃子(はやし)が披露します。

伊根の漁港を取り囲むように建つ舟屋は現在230軒。
「伊根町伊根浦伝統的建造物群保存地区」として国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に選定されています。

伊根祭|伊根町|2019
開催日時 2019年7月27日(土)~7月28日(日)
所在地 京都府与謝郡伊根町伊根湾
場所 八坂神社周辺
電車・バスで 京都丹後鉄道宮豊線天橋立駅から丹海バスで約55分、伊根下車
ドライブで 京都縦貫自動車道宮津天橋立ICから約28km
問い合わせ 伊根町観光協会 TEL:0772-32-0277
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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