菅原神社・栢野大杉

菅原神社・栢野大杉

石川県加賀市山中温泉、大聖寺川の上流に鎮座する菅原神社の境内にそびえる樹齢2300年といわれる杉の大木が、栢野大杉(かやのおおすぎ)。根周り11.5m、樹高55mの菅原神社の御神木は石川県でナンバーワンの巨木で、国の天然記念物に指定(指定名称は、栢野の大スギ)。

樹齢2300年という巨杉を観賞

菅原神社・栢野大杉

幹周りは大人が7人で手をつなぐほどの巨木で、養老元年(714年)に白山を開山した泰澄は、百本の木に勝るということで「栢」という字を当て、栢野寺(かやのでら)を創建、妙理観世音大菩薩を祀りましたが、明治の神仏分離、廃仏毀釈で廃寺となり、現在は菅原神社となっています。

昭和3年、植物学者・三好学(日本植物学会長)が推定樹齢2300年としていますが、長方形に4本の杉が配されていることから(そのなかで最も大きい二又の巨樹が栢野大杉)、何らかの作為があったものとも推測できます。

昭和22年、第2回石川国体の際に立ち寄った昭和天皇が入念に大杉を観察し、天覧の大杉と呼ばされいます。

山中温泉の栢野町(かやのまち)は、限界集落のひとつで、集落で栢野大杉を維持管理することができないため、「栢野大杉保存会」を立ち上げ、クラウドファンディングなどにより、樹勢の衰えの防止などに尽力しています。

菅原神社・栢野大杉
名称 菅原神社・栢野大杉/すがわらじんじゃ かやのおおすぎ
所在地 石川県加賀市山中温泉栢野町ト10-1
関連HP 加賀市観光交流機構公式ホームページ
電車・バスで JR大聖寺駅から加賀温泉バス山中温泉行きで25分、終点下車、山中温泉お散歩号に乗り換え9分、栢野大杉下車
ドライブで 北陸自動車道加賀ICから約14.7km
駐車場 2台/無料
問い合わせ 山中温泉観光協会 TEL:0761-78-0330
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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