石川県加賀市にある九谷焼を収集展示する県立の美術館が石川県九谷焼美術館。江戸時代、大聖寺藩の城下町であった加賀市大聖寺あり、江戸時代初期の彩色磁器「古九谷」をはじめとして、青手の間、色絵五彩の間、赤絵金襴の間などで、およそ360年にわたる九谷焼の名品を収蔵展示しています。
「古九谷の杜親水公園」の一角に建つ、九谷焼の美術館
加賀前田藩の支藩である大聖寺藩初代藩主・前田利治が明暦年間の初め(1655年頃)に、領内の九谷村(現在の石川県加賀市山中温泉九谷町)で作らせた色絵磁器が今に伝わる古九谷。
約50年ほどの製造で廃窯となっていますが、幕末に大聖寺の豪商・豊田伝右衛門が文政7年(1824年)に私財を投じて、九谷村の九谷古窯跡の隣に吉田屋窯を開いています。
「青手の間」、「色絵五彩の間」、「赤絵金襴の間」という上絵付けの三様式にあわせて、古九谷から現代九谷焼までを含む、様々な名品を九谷焼のルーツをたどりながら心ゆくまで作品を鑑賞できる仕組み。
全国各地に所蔵されている九谷焼の名品を高精細画像で鑑賞できるデジタルライブラリー、大型ディスプレイで九谷焼の歴史を学べるデジタルギャラリーも用意されています。
2階のミュージアムショップでは現代作家の作品はもちろん、ハンカチ(小風呂敷)などのオリジナルグッズを販売。
また「茶房古九谷」では、九谷焼の器で一服することも可能です。
石川県九谷焼美術館 | |
名称 | 石川県九谷焼美術館/いしかわけんくたにやきびじゅつかん |
所在地 | 石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13 |
関連HP | 石川県九谷焼美術館公式ホームページ |
電車・バスで | JR大聖寺駅から徒歩8分 |
ドライブで | 北陸自動車道加賀ICから約3km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 石川県九谷焼美術館 TEL:0761-72-7466/FAX:0761−75-8088 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
画像協力/石川県観光連盟
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