明治16年にイギリス人技師の設計によって建てられた白亜の禄剛埼灯台(「日本の灯台50選」選定)が建つ、能登半島最北端の岬が禄剛崎(ろっこうざき)。灯台が完成した頃には岬の沖にはまだ北前船が通っていました。灯台下の崖下には、「千畳敷」と呼ばれる海食棚の岩棚が広がり、干潮時に姿を現し満潮になると海中に没しています。
白亜の灯台が能登半島最北端に建つ
禄剛崎展望台は、「海から昇る朝日と、海に沈む夕日」の両方が見られる場所。
目の前に広がる雄大な日本海と、佐渡から立山連峰までの大パノラマが見渡せすことができます。
また「日本列島ここがまんなかの碑」も立っていますが、これは禄剛崎沖に国土地理院が認定した「日本の重心」があることに由来。
禄剛崎は能登の外浦と内浦の分岐点で、北前船にとっても重要なポイントでした。
禄剛崎の背後の山伏山(172m)で狼煙(のろし)を上げたことが、灯台下の狼煙集落の地名の由来。
狼煙から高屋にかけての海岸線は、能登半島随一の海岸美といわれ、国定公園特別保護区に指定されています。
磯釣りのメッカとしても有名。
禄剛崎〜木ノ浦海岸には岬自然歩道「禄剛崎をめぐるみち」(珠洲市高屋町〜木ノ浦〜禄剛崎=8km)が整備され、毎年10月第1日曜日には「全国岬自然歩道歩こう大会」が開かれています。
禄剛崎 | |
名称 | 禄剛崎/ろっこうざき |
所在地 | 石川県珠洲市狼煙町 |
関連HP | 珠洲市公式ホームページ |
電車・バスで | JR金沢駅から北陸鉄道特急バス珠洲鉢ヶ崎行きで2時間42分、終点鉢ヶ崎下車、奥能登観光開発バス木ノ浦線に乗り換え30分、狼煙下車、徒歩10分 |
ドライブで | 能登空港から約54km |
駐車場 | 110台/無料 |
問い合わせ | 珠洲市観光交流課 TEL:0768-82-7776 |
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