禄剛崎

禄剛崎

石川県珠洲市、能登半島の先端に位置するのが、禄剛崎(ろっこうざき)。沖合は北前船の難所でもあり、明治16年にイギリス人技師の設計によって建てられた白亜の禄剛埼灯台(「日本の灯台50選」選定)が建っています。日本海側では3番目の歴史を有する文化財的な存在。また「日本列島ここが中心」の碑も立っています。

灯台下の海岸には、「千畳敷」と呼ばれる岩棚が広がる

禄剛崎
禄剛崎周辺には地震で隆起した海食棚もあり、航海の難所でした

灯台が完成した頃には岬の沖にはまだ北前船が通っていました。
灯台下の海岸には、「千畳敷」と呼ばれる海食棚の岩棚が広がり、干潮時に姿を現し満潮になると海中に没しています。
今でも船乗りたちには、岩礁地帯として恐れられているとのこと。

禄剛崎は能登の外浦と内浦の分岐点で日本海を行き来する北前船にとっても重要なポイントでした。
禄剛崎の背後の山伏山(172m)で狼煙(のろし)を上げたことが、灯台下の狼煙集落の地名の由来。
狼煙から高屋にかけての海岸線は、能登半島随一の海岸美といわれ、能登半島国定公園の特別保護区に指定されています。

禄剛崎展望台は、「海から昇る朝日と、海に沈む夕日」の両方が見られる場所。
目の前に広がる雄大な日本海と、佐渡から立山連峰までの大パノラマが見渡せすことができます。
また「日本列島ここがまんなかの碑」も立っていますが、これは禄剛崎沖に国土地理院が認定した「日本の重心」があることに由来。

禄剛崎〜木ノ浦海岸には岬自然歩道「禄剛崎をめぐるみち」(珠洲市高屋町〜木ノ浦〜禄剛崎=8km)が整備され、毎年10月第1日曜日には能登半島の先端狼煙から木ノ浦までを歩く「全国岬自然歩道歩こう大会」が開かれています。

海岸は磯釣りのメッカとしても有名ですが、高波に注意が必要です。

禄剛崎
禄剛崎
名称禄剛崎/ろっこうざき
所在地石川県珠洲市狼煙町
関連HP珠洲市公式ホームページ
ドライブで能登空港から約54km
駐車場110台/無料
問い合わせ珠洲市観光交流課 TEL:0768-82-7776
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
禄剛崎

禄剛崎

石川県珠洲市、能登半島の先端に位置するのが、禄剛崎(ろっこうざき)。沖合は北前船の難所でもあり、明治16年にイギリス人技師の設計によって建てられた白亜の禄剛埼灯台(「日本の灯台50選」選定)が建っています。日本海側では3番目の歴史を有する文

禄剛埼灯台

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日本列島ここがまんなかの碑

日本列島ここが中心の碑

能登半島の最先端、石川県珠洲市に位置する禄剛崎(ろっこうさき)にあるのが、「日本列島ここが中心の碑」。禄剛崎は国土地理院が認定した「日本の重心」。正しい位置ははるか沖の日本海上(実際には富山県沖)になりますが、もっとも近い陸地が禄剛崎という

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