石川県金沢市、長町武家屋敷跡と香林坊に挟まれたせせらぎ通りに面する銭湯が、松の湯。令和2年に廃業した松の湯をビーロットが不動産投資開発事業でリニューアルし、令和4年11月26日に再オープンしたもの。1階に銭湯、2階にカフェ&ワークラウンジなどが設けられています。
薪で沸かす湯に、九谷焼タイル絵の富士山も
石川県内の銭湯は昭和43年の294軒をピークに減少を続け、現在は40軒を切るほどまでに少なくなっています。
運営するのは外国人観光客を日本に誘致する「インバウンド」を主軸に宿泊事業を展開するエイジェーインターブリッジ。
前例のない銭湯復活プロジェクトで、当初は前例がないということで許可されなかった公衆浴場の営業許可を取り直すという難題を克服して、ついに復活にこぎつけたもの。
湯はあえて薪(廃材や端材を使用)で沸かしているのだとか(二酸化炭素の排出量も減少)。
長町せせらぎビルの1階に昭和60年にオープンした松の湯を全面リニューアルしていますが、銭湯のコミュニティという側面を重視し、2階には「せせらぎラウンジ」を併設するなど、新しい取り組みも。
銭湯部分の最大の特徴は、男湯、女湯に配される「九谷焼タイル」で、九谷光崖窯3代目で、代々の金襴手(金を使う絵付け)の技法を伝承する高聡文さんの作品です。
松の湯 | |
名称 | 松の湯/まつのゆ |
所在地 | 石川県金沢市長町1-5-56 |
関連HP | 松の湯公式ホームページ |
電車・バスで | JR金沢駅から徒歩25分。JR金沢駅から西日本JRバス片町・タテマチ行きで9分、香林坊下車、徒歩5分 |
ドライブで | 北陸自動車道金沢西ICから約5km |
駐車場 | 4台/無料 |
問い合わせ | 松の湯 TEL:076-208-7155 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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