サイトアイコン ニッポン旅マガジン

大分に行こう!(4)大分県の個性的なナンバーワン温泉を深堀り

ひょうたん温泉

平成28年3月末における大分県内の源泉総数は、5102孔、また、湧出量も毎分27万9462Lで源泉数、湧出量ともに全国1位。しかも自噴泉が多いのが特徴です。「日本一のおんせん県おおいた」のなかから、選りすぐりの3湯をピックアップして紹介しましょう。

大分県は「日本一のおんせん県おおいた」をPR

「日本一のおんせん県おおいた」をPRする大分県には素晴らしい温泉が数多く存在します。
なかでも別府市内にある別府八湯(別府温泉・浜脇温泉・鉄輪温泉・明礬温泉・亀川温泉・観海寺温泉・柴石温泉・堀田温泉)は名実ともに日本一の温泉郷。

しかし、それだけでは済まないのが「日本一のおんせん県おおいた」の底力。
しゅわしゅわ~のラムネ温泉(竹田市)、砂湯で温まる別府海浜砂湯(別府市)、顔に泥を塗る泥パックの別府温泉保養ランド(別府市)と全国的にも珍しいさまざまな温泉を楽しむことができます。

ここでは、「日本一のおんせん県おおいた」のなかでも、温泉ツウがとくに注目する温泉をピックアップ。
別府八湯のひとつ鉄輪温泉(かんなわ)から、ミシュランが認めた日本唯一の三ツ星(★★★)温泉、鉄イオンの含有量日本一を誇る温泉、そして塩分濃度が日本一の温泉と、個性的でユニークな「オンリーワンな温泉」を紹介しましょう。

おんせん県TOP5 令和2年度温泉利用状況(環境省自然環境局)

県名源泉数
大分県5102孔
鹿児島県2751孔
北海道2215孔
静岡県2208孔
熊本県1327孔
県名湧出量(リットル/分)自噴(リットル/分)
大分県29万8416リットル13万4922リットル
北海道19万7557リットル4万3602リットル
鹿児島県17万4500リットル6万9192リットル
青森県14万7494リットル1万2789リットル
熊本県13万2047リットル2万6010リットル

温泉ソムリエ・板倉あつしが注目の3湯はここ!

日本唯一のミシュラン三つ星(★★★)

別府・鉄輪温泉の「ひょうたん温泉」は、日本で唯一ミシュラン三ツ星獲得温泉

大正11年創業、別府温泉郷・鉄輪温泉(かんなわおんせん)を代表する「ひょうたん温泉」は、妻「マツ」のリウマチを癒やしたいと思う夫「順作」の一途な想いで掘り当てられた、愛情あふれる日帰り温泉施設。日本で唯一『ミシュラン・グリーンガイド』で三ツ

鉄イオン含有量日本一

鉄イオンの含有量日本一を誇る薬湯、塚原温泉火口乃泉

平安時代から湧き続けるという塚原温泉火口乃泉(つかはらおんせんかこうのいずみ)は別府駅からクルマで約30分、別府市との市境、由布市の伽藍岳(がらんだけ)中腹にあります。源為朝(みなもとのためとも)が山で狩りをしているときに、湯に浸かって傷を

濃度ナンバーワンの塩化物泉

「日本一のおんせん県」で濃度ナンバーワンの塩化物泉、杵築市山香温泉センター

国東半島の根元、杵築城のある海岸線から国道10号を宇佐方面に走ったところにある、杵築市山香温泉センター。大分空港からも、別府駅からもクルマで約40分という好立地。外観は古民家風で素朴な佇まいですが、「日本一のおんせん県」をPRする大分県でも

ここにも寄り道! 「日本一のおんせん県おおいた」ユニーク温泉

高濃度炭酸泉(ラムネ温泉)

ラムネ温泉館

大分県竹田市の長湯温泉街、芹川沿いにある日帰り温泉(大丸旅館外湯)がラムネ温泉館。長らく利用されていない状態が続いた泉源を、温泉街の中心に位置する老舗宿の大丸旅館が、外湯として復活。炭酸ガスの濃度が日本屈指といわれる高炭酸泉の長湯温泉のなか

砂湯が楽しめる公共浴場

別府海浜砂湯

別府国際観光港に隣接する、緑に囲まれた砂浜が残る上人ヶ浜公園(しょうにんがはまこうえん)の一角にある別府市営の共同浴場が別府海浜砂湯。この上人ヶ浜は、1276(建治2)年、一遍上人(いっぺんしょうにん)が九州に上陸した地との伝説が残される歴

世界に一つの紺屋鉱泥で、泥パック

別府温泉保養ランド

鶴見岳の麓、別府八湯の明礬温泉にあり、市街から一歩入ったひっそりとした山間の湯けむりに包まれた山里のいで湯が別府温泉保養ランド。施設内にある紺屋地獄は古くは『豊後風土記』に記され、空海(弘法大師)も訪れたと伝わる由緒のある泥温泉。世界に一つ

大分に行こう!(4)大分県の個性的なナンバーワン温泉を深堀り
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

大分に行こう!(1)東洋のナイアガラ・原尻の滝は、凄かった!

大分県豊後大野市にある原尻の滝は、落差20m、幅120mとワイドに広がる弓状の巨瀑で、「東洋のナイアガラ」とも称されています。阿蘇山の破滅的な大爆発で流れ出た超巨大火砕流の痕跡で、溶結凝灰岩を緒方川が基の遠くなる年月をかけて浸食し、誕生。ど

大分に行こう!(2)岡藩の城下町・竹田は、大注目の「むかし町」だった!

瀧廉太郎ゆかりの地としても知られる大分県竹田市(豊後竹田)。岡城と瀧廉太郎が有名ですが、取材して実感したのが、城下町。武家屋敷群が残り、そして城下町ならではの老舗和菓子店も健在。藩政時代の町割りが残される「むかし町」は、実に絵になる場所だっ

大分に行こう!(3)別府の庶民派グルメのことならお任せあれ!

別府観光の父と呼ばれる、油屋熊八の言葉に「旅人を懇ろ(ねんごろ)にせよ」があります。これは旅人には親切にという戒(いまし)め。日本有数の観光地として発展してきた温泉観光地・別府の「ねんごろ」な伝統が今に生きる庶民派グルメを、取材班・板倉あつ

夏だからこそ注目! 日本一の高濃度炭酸泉「ラムネ温泉」に入浴しよう

温泉法によると、遊離炭酸が250ppm(1リットルに250mg)溶けていれば炭酸泉で、1000ppm(1リットルに1g)溶けていれば療養泉と称することができます。最大1400ppm(32度)という日本一の高濃度炭酸泉が、大分県・久住山麓のラ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了