岩手県の最南端に位置し、盛岡市に次ぐ第二の都市が一関市。古くから関所が築かれていたのが地名の由来ということからわかるように、東北の要衝として発展した町です。後期旧石器時代の花泉遺跡に始まり、平安時代の坂上田村麻呂の東征、奥州藤原氏の繁栄など多くのドラマチックな歴史が秘められています。それを解説するのが一関市博物館です。
公立博物館の中では、日本刀に最も力を入れている博物館のひとつ
古代から現代に至るまでの通史展示では、中世の骨寺村荘園(ほねでらむらしょうえん)の解説コーナーに注目を。
一関市厳美町の本寺地区は、その昔「骨寺村」と呼ばれた荘園で、今もその重要文化的な景観が残されています。
テーマ展示では、日本刀の源流になった「舞草刀と刀剣」コーナーなどが充実。
一関周辺で作刀を続けた舞草鍛冶(もくさかじ)は、平安時代から室町時代まで刀剣史にその名を留め、日本における最も古い鍛冶集団で、日本刀の成立と発展を語るうえで重要な存在なのです。
一関周辺では砂鉄川の上流など良質の鉄の産地で、刀剣類の製造が行なわれていました。
一関周辺で取材班おすすめの宿は!?
一関の名所、猊鼻渓、岩手サファリパーク、幽玄洞、そして世界遺産の平泉と、観光の拠点になるのが猊鼻渓の川下りの舟を運航するげいび観光グループの「館ヶ森高原ホテル」(たてがもりこうげんほてる)、そして眺望の良い高台に建つ「かんぽの宿一関」が人気です。
館ヶ森高原ホテル
ホテルから徒歩数分の場所に館ヶ森アーク牧場、車で2分で岩手サファリパークがあるという高原の環境で、ファミリーやカップルにおすすめ。
客室はツイン、ファミリールーム、ハンディキャップルームと洋室で、まさにリゾートホテル。
夕食は和洋が選択可能です。
大浴場はトロン原石を利用した人工温泉です。
かんぽの宿一関
部屋は和室の他に洋室、和洋室もあり、近年は洋室、和室ベッドタイプの人気が高まっています。
風呂は天然温泉(宝竜温泉「宝の湯」)で露天風呂も完備。
前沢牛、いわて南牛(一関のブランド牛)など地の素材を活かした料理は宿泊プランによって変わるので、予約の際に確認を。
一関市博物館 | |
名称 | 一関市博物館/いちのせきしはくぶつかん |
所在地 | 岩手県一関市厳美町沖野々215-1 |
関連HP | 一関市博物館公式ホームページ |
電車・バスで | JR一ノ関駅からタクシーで20分 |
ドライブで | 東北自動車道一関ICから約5km |
駐車場 | 105台/無料 |
問い合わせ | 一関市博物館 TEL:0191-29-3180/FAX:0191-33-4006 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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