【南魚沼・十日町取材レポート】No.12 伊沢和紙工房 欅

伊沢和紙工房

新潟県十日町市の山深い犬伏(いぬぶせ)地区。社殿が国の重要文化財に指定される松苧神社(まつおじんじゃ)の社前に建つのが「伊沢和紙工房 欅(けやき)」です。昭和30年代後半にいったん途絶えた伊沢和紙ですが、地元の情熱と山本貢弘さんの地元へのUターンで、和紙作りが後世へと残されています。和紙作り体験も可能なので、ぜひ、お立ち寄りを。

伝統の伊沢和紙が復活! その背後には地元の情熱と山本さんの頑張りが!

伊沢和紙工房
「原料はこの楮(こうぞ)です」と山本貢弘さん

平成2年、地元の孟地(もうち)小学校で、伊沢和紙を漉いて卒業証書を作ったのがきっかけとなり、伊沢和紙の復興を願うムードが高まっていきます。

伊沢和紙が廃れてから(最後の職人、佐藤勇吉さんが廃業してから)、50年ほどの空白期間がありましたが、平成15年に伊沢和紙工房が建てられたことを機に、地元有志で「欅の会」がつくられ、山本貢弘さんの地元へのUターンで、伊沢和紙の伝統が守られたのです。

実は、山本貢弘さんも小学校で和紙を漉いたひとり。
工房設立にあたっては、伊沢和紙の流れをくむ、「越後門出和紙」(えちごかどいでわし)の小林康生さんに1ヶ月ほど弟子入りし、その後「3年間はとりあえず頑張ろうと続けて、ようやくここまで来ました」(山本貢弘さん)。

和紙も越後上布同様に「雪に晒すと白くなる」とのことですが、そんな和紙談義は、和紙作り体験の最中にぜひ。

伊沢和紙工房 欅
名称 伊沢和紙工房 欅/いさわわしこうぼう けやき
所在地 新潟県新潟県十日町市犬伏143
関連HP 伊沢和紙工房 欅公式ホームページ
電車・バスで 北越急行ほくほく線まつだい駅からタクシーで12分
ドライブで 関越自動車道六日町ICから約27km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 伊沢和紙工房 欅 TEL:025-595-6692
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材協力/伊沢和紙工房 欅、新潟県観光協会、雪国観光圏

伊沢和紙工房 欅

伊沢和紙工房 欅

2018年5月23日

 

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