愛媛県東温市に「ジュラシックスパ&リゾート」をキャッチフレーズにする「くつろぎの宿 樹楽」があります。西日本最大級という露天風呂も自慢ですが、やはり気になるのは、ジュラシックスパという言葉。実は、地下1500m・2000mの白亜紀・ジュラ紀の地層から湧く温泉(源泉2本)を表す言葉なんだとか。
第二源泉「あたたまりの湯」は、ジュラ紀の地層から湧出
愛媛県では西予市にある道の駅「きなはい屋」裏手を流れる黒瀬川の川底からジュラ紀に生息した二枚貝の化石などが見つかっています。
実は、大歩危小歩危を形成する大歩危層、小歩危層などもジュラ紀(2億130万年〜1億4500万年前)に形成されたもの。
東温市は中央構造線が走り、北側(瀬戸内海側)が内帯、南側(四国山地側)外帯。
外帯の基盤はジュラ紀の領家変成岩類、白亜紀の和泉層群などで、そこを掘削して温泉をポンプアップしているのです。
地下1500m、7500万年前の地層から湧き出るのが第一源泉「美肌の湯」で、泉質はナトリウム-炭酸水素塩温泉、地下2000m、2億年前の地層から湧出が第二源泉「あたたまりの湯」で、こちらは塩分濃度が濃いナトリウム塩化物温泉となっています。
リゾートホテルのような玄関にはガラスを突き破って押し入る恐竜のトリックアートが施され、さらに玄関前には恐竜の足跡も配されていて、ジュラシックな気持ちを盛り上げてくれます。
サウナは、木の化石(ジュラシックウッドストーン)を壁面に採用と細部にもこだわりが。
ちなみに、ジュラ紀、白亜紀は恐竜が繁栄した時代(陸生脊椎動物の頂点に)で、白亜紀~新生代古第三紀間における大量絶滅で、鳥類を除くすべての種が絶滅しています。
愛媛県東温市の「ジュラシックスパ」とは!? | |
名称 | くつろぎの宿 樹楽/くつろぎのやど じゅらく |
所在地 | 愛媛県東温市見奈良1110 |
関連HP | くつろぎの宿 樹楽公式ホームページ |
電車・バスで | 伊予鉄道奈良駅から徒歩8分。JR松山駅からシャトルバスあり |
ドライブで | 松山自動車道東温スマートICから約2km |
駐車場 | 1300台/無料 |
問い合わせ | くつろぎの宿 樹楽 TEL:089-955-1661 |
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