平賀源内記念館

平賀源内は、江戸中期の1728(享保13)年、高松藩の白石茂左衛門の三男として志度浦(現在のさぬき市志度)に生誕。発明家、科学者、文学者、芸術家として独創的な能力を発揮した人物で、その平賀源内の遺品を集めて一般に公開しているのが平賀源内記念館。

有名なエレキテルも見学、体験できる

記念館の展示は「歩く」をコンセプトに、志度・高松、長崎、伊豆・秩父・秋田、江戸と4つの地域に分けて、平賀源内の足跡を追っています。
たとえば秋田県仙北市上桧木内(かみひのきない)地区で行なわれる『上桧木内の紙風船あげ』は、平賀源内が阿仁銅山の技術指導に訪れた際に伝授したもの。日本版熱気球です。

平賀源内が復元したという日本で最初の摩擦静電気発生装置「エレキテル」や和蘭(おらんだ)陶器を模して造られた源内焼の皿、戯作、書簡などを展示。
摩擦静電気発生装置エレキテルは、現存する江戸時代中期の2台のエレキテルのひとつ。
エレキテルは、オランダ語(ラテン語)のelektriciteit(電気、電流)がなまったもの。
1台は郵政博物館(東京都墨田区)にあり、国の重要文化財に。
平賀源内記念館に保存されるエレキテルは、内部のライデン瓶(蓄電瓶)が欠損しています。

「源内奇才劇場」では10分ほどの映像で源内の生涯を学ぶことができます。

さらに体験コーナーでは、静電気発生装置「エレキテル」、からくり掛軸「おみき天神」の体験も可能。

別館として源内通りを西に550m(源内通りは西から東への一方通行なので車の場合は迂回が必要)の場所に、国の登録有形文化財となった平賀源内旧邸(源内の生家/入館料は記念館と旧邸で共通)もあるのであわせて見学を。

平賀源内記念館
名称平賀源内記念館/ひらがげんないきねんかん
Hiraga Gennai Memorial Museum
所在地香川県さぬき市志度587-1
関連HP平賀源内記念館公式ホームページ
電車・バスでJR志度駅から徒歩6分
ドライブで高松自動車道志度ICから約2.8km
駐車場13台/無料
問い合わせ平賀源内記念館 TEL:087-894-1684/FAX:087-894-1684
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
平賀源内墓所

平賀源内墓所

東京都台東区橋場2丁目、隅田川に架かる白鬚橋(しらひげばし)の西側にあるのが平賀源内墓所。平賀源内は、小伝馬町の牢内で獄死、曹洞宗・総泉寺に葬られましたが、総泉寺が関東大震災で焼失し、小豆沢(板橋区)に移転したため、墓所だけが残されたのです

平賀源内電気実験の地

平賀源内は、江戸・深川清住町(現・東京都江東区清澄1)の自宅で、長崎で手に入れたオランダ製の静電気発生装置エレキテルの構造を解明し、たびたび実験しています。その実験の地近くに「平賀源内電気実験の地」碑が立っています。平賀源内は壊れた実物を長

平賀源内旧邸

江戸時代の発明家として有名な平賀源内。本草学者、地質学者、蘭学者、医者、殖産事業家、戯作者、浄瑠璃作者、俳人、蘭画家として、多彩な才能を発揮した平賀源内は、讃岐国寒川郡志度浦(現・香川県さぬき市志度)の出身。平賀源内の実家「平賀源内旧邸」が

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ