2024年6月14日(金)~6月16日(日)10:00〜22:00(最終日は21:00まで)、新潟県柏崎市東本町・西本町で、『えんま市』を開催。ニコニコ通り、本町通り、フォンジェストリート通りの総延長約2kmの通りを車両通行止めにし、500軒近くもの露店が立ち並ぶ大露店市で、例年20万人を超える人出で賑わいます。
閻魔堂界隈で行なわれた季節市がルーツ
村上市の村上大祭、新潟市の蒲原まつりとともに、『新潟三大高市』(にいがたさんだいたかまち/高市=縁日)のひとつに数えられる大祭です。
『えんま市』の名の由来は、東本町にある閻魔堂(えんまどう/金砂山円光寺閻魔堂)で、江戸時代に旅人や浮浪者が宿として利用し、江戸時代中期には下町にあった馬市が閻魔堂近くで行なわれるようになり、さらに馬市にかわって旅商人、見せ物、博徒の集う季節市としての『えんま市』に発展していきました。
『えんま市』という形式になったのは江戸時代後期の文政年間(1818年〜1829年)で、6月15日前後という日取りが、全国を次々と廻っている露天商たちが一堂に会するのに都合が良かったこと、柏崎の地理的要因で大規模な露店市になったといわれています。
しかもちょうど衣替えの時期にあたるため、呉服市も立ち、田植えの済んだ農民たちにも好評だったのです。
人が集まれば博打(ばくち)の賭場(とば)も行なわれますが、遠隔支配していた桑名藩(柏崎は桑名藩の飛び地領)が丁半勝負を認めていたこともあって、さらに賑わいをみせたようです。
画像協力/新潟県、柏崎市
柏崎市で『えんま市』|2024 | |
開催日時 | 2024年6月14日(金)~6月16日(日)10:00〜22:00(最終日は21:00まで) |
所在地 | 新潟県柏崎市東本町・西本町 |
場所 | ニコニコ通り、本町通り、フォンジェストリート通り |
関連HP | 柏崎市公式ホームページ |
電車・バスで | JR柏崎駅から徒歩6分 |
ドライブで | 北陸自動車道柏崎ICから約4km |
駐車場 | 臨時駐車場(みなとまち海浜公園駐車場、シーユース雷音駐車場、元気館駐車場、健康管理センター駐車場、柏崎市役所第2駐車場、柏崎市役所第4駐車場など)を開設 |
問い合わせ | 柏崎市産業振興部商業観光課観光振興係 TEL:0257-21-2334/FAX:0257-22-5904 |
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