昭和レトロな喫茶「カヤシマ」で、ナポリタン&ハンバーグ!

日曜のランチ時には、吉祥寺駅周辺の店は大混雑。
そんな時にお役立ちの店が吉祥寺第一ホテル向かいの「カヤシマ」。

『いきなり! 黄金伝説。』を超えたるぞー!

実は「カヤシマ」に行ったのは実に久しぶり。
グルメライターとしてテレビの『いきなり! 黄金伝説。』でコメンテーターを務め、『夕刊フジ』に温泉とグルメの連載を持つ板倉あつしさんとの吉祥寺・井の頭ぶらり散歩。

「駅周辺で、美味いもの食べたいな」は、誰でも当然の願望ですが、板倉さんの場合は、スローフードで美味いが最低条件。
「『いせや』で焼き鳥だッ!」という当初のもくろみは、店前の行列を見てあえなく撃沈。
ハーモニカ横丁の候補となった店も休業で、腹の虫が治まらない状況は、さらに深刻に・・・。

うーん、「吉祥寺第一ホテルのブッフェじゃ許してくれないだろうし(注/阪急阪神第一ホテルグループで、個人的にはおすすめだと思いますが・・・)、トホホ」

そんな時にキラリと閃いたのが、「カヤシマ」。
実は、某雑誌のグルメ特集で以前に取材をした覚えが・・・。
吉祥寺には案外、老舗の洋食がしっかりしている、そんな感想を抱いた覚えがあったのです。

吉祥寺カヤシマ

空腹チームご一行様5名「カヤシマ」に入店

グーと鳴るお腹を抱え、空腹チームご一行様5名は、すがる気持ちで「カヤシマ」に入店。

「お酒と食事の店」という看板は、飲んべえである板倉さんには好印象。しめしめである。

取材経験が長いと、まあ、だいたいは店の玄関先の雰囲気や、店内に入っただけで善し悪しは想像がつく。
入口近くの席に陣取って、回りを見渡すと、昼時とあって満員盛況。
隣の若い男女はかなり大盛りのナポリタンを美味そうに平らげている(直後に、この2人、地元タウン誌の人と判明。やはりこの店人気なのだ。ムフフ、正解だ)。

われらが、メンバーは美食家というより、外見は「口うるさい5人組」。
5人5通りのメニューを頼んで、シェアしようという、忙しい店にとっては天敵のような一行なのです。

店の名物はナポリタン。
いかにも昭和レトロなイメージが漂いますが、この店、2016年で創業40周年を迎える老舗、まさに昭和レトロのど真ん中!なのです。

店主の佐藤孝一さんは、地元商店会の活性にも尽力し、『日経スペシャル ガイアの夜明け』(テレビ東京系)なんて経済番組にも登場。

若者の街、住みたい街ナンバーワンなどともてはやされる吉祥寺ですが、ユニクロの進出やらなんやらで、街の洋食屋や昭和レトロ的な店は、生き残りが厳しいということは容易に想像がつきます。
そこで、佐藤孝一さんが地元愛を発揮して奮闘しているという状況。

昭和レトロと地元愛がメニューに結実!

この店のランチは、メニューが豊富で、しかもサイドメニューの注文もOK!
さらに、食後にコーヒーサービス。
たとえば、「ナポリタンに、サイドメニューでハンバーグ、で、食後にアイスコーヒー」なんて贅沢な注文ができるワケ。
しかも我らが「口うるさい5人組」、このサイドメニューも(「撮影用」などと称して)ポークジンジャーなど複雑に組み合わせるから、店泣かせのはず。

それでもニッコリと注文を受け、ドドーンと載せきれないくらいにテーブルに並べるところなんぞは、「常連が多い名店」の証し。
まさに地元愛が支える名店ここにあり!といった感じです。

カヤシマのカレー
欧風的なカレーも喫茶店の水準をはるかに超えています
カヤシマのハンバーグ
これがサイドメニューのハンバーグ。ナポリタンとのセットなどがおすすめです

どうだ!板倉あつし! 文句あっか!(これは店にお連れした私の心の叫び)
「いいねえ、いいねえ、さすがにいいとこ知ってるね!」(板倉あつし談)

というわけで、ここに友人をお連れすれば鼻高々に、
昭和レトロ+スローフード×吉祥寺÷洋食=「カヤシマ」
とあいなる次第。

自称グルメな彼女を連れて行っても、味にうるさい旅行ライター同伴でもこの店なら間違いありません。

ちなみにナポリタン、チャーハン、ドライカレー、カレー、オムライスがメイン。
サイドが生姜焼き、そしてハンバーグ。
どれも、想像以上の味。

個人的にはナポリタン、サイドにハンバーグがおすすめかと。

カヤシマ ランチ
「口うるさい5人組」注文のメニュー

店舗情報

店名 カヤシマ
住所 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-9
電話番号 0422-21-6461
ホームページ カヤシマ公式ホームページ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

ラジオ・テレビレジャー記者会会員/旅ソムリエ。 旅の手帖編集部を経て、まっぷるマガジン地域版の立ち上げ、編集。昭文社ガイドブックのシリーズ企画立案、編集を行なう。その後、ソフトバンクでウエブと連動の旅行雑誌等を制作、出版。愛知万博公式ガイドブックを制作。以降、旅のウエブ、宿泊サイトにコンテンツ提供、カーナビ、ポータルサイトなどマルチメディアの編集に移行。

よく読まれている記事

こちらもどうぞ