首都圏最短の鉄道会社は成田空港建設での分断解消を目的に誕生した芝山鉄道(東成田駅〜芝山千代田駅=2.2km)で、日本一短い鉄道会社が売りですが、鉄道路線としての最短は、京王競馬場線。東府中駅〜府中競馬正門前駅を結ぶ路線で、わずかに0.9kmしかありません。2025年4月29日(火・祝)で開業70周年を迎えます。
東京競馬開催日には臨時列車が大増発

首都圏で短い鉄道路線というと、東武大師線(西新井駅〜大師前駅)を思い浮かべる人もいるでしょうが、こちらは1.0kmとわずかに及ばす2位となっています。
西武豊島線(練馬駅〜豊島園駅)も同様に1.0kmで同率2位です。
東武大師線は西新井大師、西武豊島線は豊島園(現・ワーナーブラザース スタジオツアー東京)への足として敷設された盲腸線ですが、京王競馬場線もその名の通り、東京競馬場へのアクセスを目的に、1955年4月29日に開業。
つまり、2025年4月29日(火・祝)で開業70周年を迎えることに。
平日はローカル線ムードたっぷりで、2両編成の電車が、車内で運賃収受のない「都市型ワンマン」と(首都圏では東急電鉄東横線などで実施)して運転されています。
日中は、東府中駅発05、25、45分の20分間隔で運転。
東京競馬開催日などには、東府中駅に一部の特急が臨時停車、京王競馬場線にも臨時列車が運転されています(京王競馬場線は10分間隔での運転に)。
また府中競馬正門前駅を競馬終了時刻に発車する上り・新宿行きの急行、特急が運転され、この日ばかりは大賑わいとなります。
ちなみに日本一短い鉄道路線は、神戸電鉄神戸高速線(南北線)でわずかに400mほどしかありません。

首都圏最短の鉄道路線は、京王競馬場線で、2025年4月29日で開業70周年に! | |
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