慶徳稲荷神社『御田植祭』|喜多方市

慶徳稲荷神社『御田植祭』

毎年半夏生の日(はんげしょう=/7月2日、閏年は7月1日)13:30〜、福島県喜多方市の慶徳稲荷神社で『御田植祭』が執り行なわれます。半夏生の日は、「水稲の田植えを終える」目安で、慶徳稲荷神社『御田植祭』は、日本の北限の田植え神事となっています(国の重要無形民俗文化財に指定)。

豊作を祈願する「北限の田植え神事」

慶徳稲荷神社の『御田植祭』は、明応年間(1492年〜1501年)、慶徳村の地頭(じとう)・平田石見守(ひらたいわみのかみ)が神田を寄進したことが始まりと伝わります。
江戸時代に中断しますが、松平容敬(まつだいらかたたか=『八重の桜』では中村梅之助が演じています)が藩主時代の会津藩の庇護で天保5年(1834年)に再興。

「伊佐須美神社の御田植祭」(会津美里町)とともに、「会津の御田植祭」として国の重要無形民俗文化財に指定される神事。
さらに栗村稲荷神社『御田植祭』(会津坂下町)を加えて「会津三大御田植祭」にもなっています。
慶徳稲荷神社お田植祭保存会により伝承され、渡御祭、心興渡御、御田植、還御の祭の順で斎行されます。

昔ながらの田植え風景が再現され、デコと呼ばれる人形(田植人形)を田の畔に立て、田植歌に合わせて小学生による早乙女が儀礼的な田植えを行ないます。
デコは田の神の依代(よりしろ=神霊が依り憑く対象物)
慶徳稲荷神社の御田植えでは、早乙女を手助けする白狐(狐の面を着け農具を持った子どもたち)が登場し、苗を投げ入れます。
白狐は地元、喜多方市立慶徳小学校男子児童、早乙女は女子児童が担当しています。

例年のおもな行事日程

神事13:30〜
早乙女踊り奉納13:40~
神輿渡御(行列、神田へ)14:00〜
早乙女踊り奉納・御田植え16:00〜

慶徳稲荷神社『御田植祭』|喜多方市
開催日時 毎年半夏生の日(はんげしょう=/7月2日、閏年は7月1日)13:30〜
所在地 福島県喜多方市慶徳町豊岡香隅山3195
場所 慶徳稲荷神社
関連HP 喜多方観光物産協会公式ホームページ
電車・バスで JR喜多方駅からタクシーで10分
ドライブで 会津縦貫北道路喜多方ICから約6.5km
問い合わせ 慶徳ふれあい館 TEL:0241-22-1901
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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毎年7月11日〜7月13日(中心は7月12日)、福島県会津美里町の伊佐須美神社で『御田植祭』が開催。『御田植祭』(高田の昼田)は、国の重要無形民俗文化財に選定され、伊勢神宮の朝田植、熱田神宮の夕田植とともに、「日本三田植」のひとつに数えられ

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毎年7月7日9:00〜19:00、福島県会津坂下町の栗村稲荷神社(諏訪神社隣)で『御田植祭』が執り行なわれます。例祭では御神体を移した神輿を担ぎ、天狗様を先頭に町内を練り歩く神輿渡御、そして『御田植祭』では五穀豊穣を祈って早乙女踊り保存会、

 

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