指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ

指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ

鹿児島県指宿市(いぶすきし)十二町、縄文時代〜平安時代の重層遺跡として知られる橋牟礼川遺跡(はしむれがわいせき)の北側に建つ南九州の古代史を通史として解説するミュージアムが、指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ。展示のメインデーマは『自然と隼人、息づく文化』です。

古代の村を再現した「古代ドーム」で古墳時代を体験

指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ

橋牟礼川遺跡発見のドラマを「歴史劇場」でまずは学び、第1展示室では、鹿児島のシラス台地を生み出した2万4000年前の姶良カルデラの破滅的な大噴火をCGで再現。
第2展示室では旧石器時代、縄文時代、弥生時代の南九州を紹介。
第3展示室では、1500年前の古墳時代のムラ(現在の橋牟礼川遺跡)を実物大で再現し、光と音の演出で当時の1日を追体験できる仕組みです。
第4展示室では古代隼人VS朝廷という中央との対立関係を紹介しています。
南九州の人々がなぜ「隼人」と呼ばれ異端視されたのか、その謎はまだ明らかになっていません。

隣接する橋牟礼川遺跡 は2haが史跡公園として保存整備されています。
開聞岳の火山灰の下から縄文土器が、上から弥生土器が出土したことから、縄文土器と弥生土器の時代差を日本で初めて証明した貴重な遺跡となっています(それまでは民族の違いとする学説もありました)。
昭和63年の発掘調査で、貞観16年(874年)の開聞岳の噴火で埋没した集落跡が発見され、「東洋のポンペイ」とも呼ばれています。

予約で勾玉(まがたま)づくりなども可能。

画像協力/(公社)鹿児島県観光連盟

指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ
名称 指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ/いぶすきしこうこはくぶつかん じゆうかんここはしむれ
所在地 鹿児島県指宿市十二町2316
関連HP 指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ公式ホームページ
電車・バスで JR指宿駅から徒歩10分
ドライブで 指宿スカイライン頴娃ICから約25km
駐車場 指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ(50台/無料)
問い合わせ 指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ TEL:0993-23-5100/FAX:0993-23-5000
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
橋牟礼川遺跡

橋牟礼川遺跡

鹿児島県指宿市(いぶすきし)十二町にある縄文時代から平安時代にかけての複合遺跡が、橋牟礼川遺跡(はしむれがわいせき)。縄文時代が弥生時代よりも以前の時代であることを初めて立証した貴重な遺跡で、開聞岳の爆発で埋まった集落遺跡もあり、「東洋のポ

 

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