区営鰻温泉

指宿市にある火口湖、鰻池(うなぎいけ)の東岸にあるひなびた湯治場が区営鰻温泉。明治7年、征韓論に敗れて下野した西郷隆盛が1ヶ月ほど湯治していたこともある歴史ある温泉は、このエリアには珍しい硫黄泉。宝暦年間(1750年頃)に山川の僧が発見したという湯は、皮膚病に効果があると評判です。

鰻温泉にある素朴な区営の共同湯

区営うなぎ温泉はその名の通り区営(財産区の区営)の共同浴場。
明治34年に初代が誕生し、現在のものは平成9年に新築したもの。
木造の建物にこぢんまりした浴槽というレトロなムードが溢れています。
源泉はすぐ裏で温泉は掛け流しに(湯温は少し熱めです)。

泉質は単純硫黄泉。
源泉温度で88.8度と高温なので、加水で掛け流しになっています。

鰻池は、縄文時代中期の火山活動で誕生したという火口湖だけに、民家の軒先や駐車場の横など至る所で噴気が上がっています。
そんな噴気を利用し、地元で「スメ」と呼ぶ地熱蒸し器を利用して卵を茹でることも可能。

噴気を利用して、ゆで卵の出来上がり
区営鰻温泉
名称区営鰻温泉/くえいうなぎおんせん
所在地鹿児島県指宿市山川成川6517
関連HP指宿市公式ホームページ
電車・バスでJR山川駅からタクシーで10分
ドライブで指宿スカイライン頴娃ICから約31.8km
駐車場20台/無料
問い合わせ区営鰻温泉 TEL:0993-35-0814
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

鰻池

阿多カルデラ内にある縄文時代中期の火山活動(指宿火山群)で誕生した直径1.3kmの火口湖が鰻池。森に囲まれた周囲4kmの小さな火口湖で、湖畔には区営鰻温泉や露天風呂のあるひなびた民宿もあり、かつては西郷隆盛もここを訪れています。白い蒸気が立

 

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