鹿児島県曽於市(そおし)大隅町を走る国道269号沿いにある道の駅おおすみ弥五郎伝説の里に立つシンボル像が、弥五郎どん。像高15m、幅8m、総重量40tの銅製の巨像で、制作した竹中銅器(富山県高岡市)によれば、仏像以外の銅像としては日本一の大きさとのこと。
仏像以外の銅像としては日本一の巨大さを誇る銅像
鹿児島県、宮崎県に伝わる巨人伝説が、弥五郎どん。
「山に腰掛けて海で顔を洗った」、「足跡が谷や池になった」などの逸話は、日本列島に残る巨人伝説「だいだらぼっち」の一種です。
「弥五郎どん」とは、奈良時代の養老4年(720年)に勃発した「隼人の反乱」(はやとのはんらん=律令制の導入期に九州南部に住む隼人が起こしたヤマト王権に対しての武装蜂起)の際にヤマト王権に対抗した隼人の統率者ともいわれ、隼人達の霊を供養する放生会(ほうじょうえ)が、鹿児島県曽於市の岩川八幡神社、都城市山之口町の的野神社、宮崎県日南市の田之上八幡神社で行なわれる『弥五郎どん祭り』のルーツとされています。
弥五郎どんは三兄弟で、長男は都城市山之口町にある的野神社の弥五郎どん、岩川八幡神社の弥五郎どんは次男、三男は日南市飫肥にある田ノ上八幡神社の弥五郎どんということになっています。
岩川八幡神社の『弥五郎どん祭り』は、1丈6尺(4m85cm)の大男(竹籠製)。
25反もの梅染めの衣を身に纏い、ギョロリまなこに太い眉、大小2刀を腰に携えています。
平成4年には、スペインのバルセロナで行われた巨人万博に出展、名声を博するなど、海外進出も果たしています。
弥五郎どん | |
名称 | 弥五郎どん/やごろうどん |
所在地 | 鹿児島県曽於市大隅町岩川6134−1 |
関連HP | 曽於市公式ホームページ |
ドライブで | 東九州自動車道曽於弥五郎ICから約3km |
駐車場 | 350台/無料 |
問い合わせ | 道の駅おおすみ弥五郎伝説の里 TEL:0986-482-5666/FAX:099-482-5777 |
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