北恵那交通が「馬籠・妻籠 周遊切符」発売、南木曽路に周回ルート誕生!

岐阜県中津川市を拠点に路線バスを運行する北恵那交通が2025年10月1日から、新路線「中津川駅前~妻籠・南木曽駅」を開設。このバス路線の開設を受けて、北恵那交通とジョルダンは、11月1日〜「馬籠・妻籠 周遊切符」を、モバイルチケットで発売しています。2日間有効で大人2700円。

対象路線の北恵那交通、南木曽町地域バスに乗り降り自由

10月1日に運行が始まった新路線「中津川駅前~妻籠・南木曽駅」は、JR中津川駅(長野県中津川市)を起点に、JR坂下駅前(中津川市)を経由、中山道・妻籠宿(つまごしゅく/長野県木曽郡南木曽町)を結ぶもの。
廃止が噂されていた中津川駅前〜坂下駅前の路線を延長し、県境を越えて妻籠宿まで延伸、生活路線を観光路線に転換させて生き残りを図ったユニークな路線です。

北恵那交通は中津川駅~馬籠宿(中津川市)にもバス路線を有していますが、中津川駅が名古屋駅からの中央西線快速で到達できることもあって、訪日外国人の利用も多く、行楽シーズンには飽和状態になっていました。

馬籠宿と妻籠宿は、馬籠峠を越えて旧街道を歩くこともできますが、南木曽町地域バスも運行。
新路線「中津川駅前~妻籠・南木曽駅」と南木曽町地域バス、そして馬籠宿〜中津川駅の北恵那交通を利用すれば、周回ルートが完成し、バス利用者の分散化も図れるということに。
そして何よりも中津川駅前〜坂下駅前の生活路線が廃止を免れたというメリットもあるのです。

中津川駅〜妻籠・南木曽駅までの運賃は1400円、中津川駅~馬籠宿は800円、南木曽町地域バス(馬籠〜妻籠)は300円なので、合計2500円。
2日間有効で大人2700円は損をする計算ですが、途中で下車した際に、もとが取れるということに。


モバイルチケットはジョルダンが経路検索サービス「乗換案内」アプリにて提供している、スマートフォンで購入してそのまま利用できる便利なチケットサービスで、日本語・英語の2ヶ国語に対応。

もともと馬籠宿は、木曽路南端の宿場で、信濃国。
長野県木曽郡山口村でしたが、県境を越えて岐阜県中津川市との越境合併の道を選び、岐阜県となりました(平成17年2月13日、岐阜県中津川市に編入合併)。
当時は村が分断されるほどの大問題となり、長年に渡って賛成派と反対派が対立したため、木曽ベルリンなどとも称されました。

北恵那交通が「馬籠・妻籠 周遊切符」発売、南木曽路に周回ルート誕生!
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