神奈川県川崎市多摩区、JR南武線が江戸時代に開削された二ヶ領用水をまたぐ橋が船島川橋梁(船島鉄橋)。桁下は1.2mしかなく、二ヶ領用水沿いの歩道を歩く人も腰をかがめて橋梁をくぐるという、首都圏でももっとも桁下が低い橋のひとつ。南武線の鉄道撮影地にもなっていて、とくに桜の開花期が狙い目です。
桁下1.2mの鉄橋は、南武線撮影スポットに
昭和2年3月9日、南武鉄道により、川崎駅〜登戸駅間が開業したのが始まり。
奥多摩電気鉄道・青梅電気鉄道(現在の青梅線)を翼下に有した浅野財閥が、多摩地区のセメント原料(石灰岩)を川崎に運ぶために開業。
目黒競馬場の移転先を沿線の府中に誘致に成功し(東京競馬場)、稲田堤の桜、久地の梅園などへの花見の誘客なども行なわれ、川崎市の工業化に伴う通勤輸送をも担いました。
宿河原駅〜登戸駅間の開業時に架橋された橋が船島川橋梁で、現在の橋は昭和33年3月の架橋。
南武線・船島川橋梁 | |
名称 | 南武線・船島川橋梁/なんぶせん・ふなしまがわきょうりょう |
所在地 | 神奈川県川崎市多摩区宿河原2-2-13 |
電車・バスで | JR宿河原駅から徒歩10分 |
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