神奈川県横浜市中区新港、赤レンガ倉庫に通じる国際大通りと、横浜ハンマーヘッドへと続く万国橋通りの交差点に架けられた楕円形の歩道橋が、新港サークルウォーク。平成11年に架橋された歩道橋ですが、汽車道から続く「開港の道プロムナード」途中にあるため、レトロな雰囲気を醸した橋になっています。
新港地区に調和するデザインのループトラス橋
橋の上からは赤レンガ倉庫を望み、横浜の散策ルート途中に位置するため、デザインにも配慮され、平成11年の土木学会田中賞(作品賞)受賞。
4径間連続ループトラス橋(主構が楕円形のダブルワーレントラス、外側に張り出し床版を設けるという、世界に類例がない構造)で、橋長225.5m。
外装材を設けず、構造デザインを直接見せることで、レトロな鋼橋の雰囲気を生み出しています。
楕円形の歩道橋という性質上、360°の視界が確保され、橋の上が展望台としても機能(歩いていく先がしっかりと視認できます)。
令和3年4月1日にはエスカレーターが設置され、横浜赤レンガ倉庫や新港ふ頭客船ターミナルなどへのアクセスが向上しています。
横浜ワールドポーターズの汽車道側入り口の歩行者デッキから新港サークルウォークまでは、車を気にすることなく散策できますが、デッキが新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)まで延長されれば、さらに快適に。
円形歩道橋のルーツは、札幌市白石区の菊水円形歩道橋(直径56m)で昭和46年の設置。
横浜市内には、平成20年設置の新横浜北口駅前にも円形歩道橋(円形ペデストリアンデッキ)があり、円形歩道橋めぐりも可能です。
新港サークルウォーク | |
名称 | 新港サークルウォーク/しんこうさーくるうぉーく |
所在地 | 神奈川県横浜市中区新港 |
電車・バスで | 横浜高速鉄道みなとみらい線馬車道駅から徒歩10分 |
ドライブで | 首都高速横羽線みなとみらいランプから約4km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
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