強羅駅

強羅駅

神奈川県足柄下郡箱根町強羅にある箱根登山鉄道の終着駅が強羅駅(ごうらえき)。標高541mで、箱根湯本駅(標高96m)とは445mの、小田原駅(標高14m)とは527mもの標高差があることに。まさに日本一の登山鉄道で、山小屋風の強羅駅は、「関東の駅百選」にも選定されています。

大正8年6月1日開業の歴史ある駅

強羅駅

大正8年6月1日、小田原電気鉄道の延長線となる鉄道線(登山電車)が強羅駅まで延伸したのに伴って開業。
当初の登山電車は山を登るときにだけ利用され、下りは歩いて湯本まで出る利用者も多かったのだとか。

強羅温泉は、明治27年に早雲地獄(早雲にある爆裂火口)からの引き湯で開発が始まり、明治45年以降に温泉付別荘分譲が始まった地。
登山鉄道の強羅駅延伸は、そんな強羅の別荘地開発に伴ってもので、ケーブルカーの敷設(大正10年12月1日開業)、強羅公園の開園(大正3年)と、避暑地、別荘地として観光化も進みました。

現在の山小屋風の駅舎は、昭和52年築で、「周囲の自然に調和し、スイスをイメージした山小屋風の駅」ということから関東の駅百選に選定されています。
昭和54年6月1日には、箱根登山鉄道のモデルとなった旧ベルニナ鉄道を受け継ぐレーティッシュ鉄道(スイス)と、姉妹鉄道となっています。

箱根登山鉄道は、小田急の完全子会社で、出札窓口で、小田急ロマンスカー特急券も発売(荷物一時預り所もあります)。
発車メロディには「箱根の山は 天下の険♫」で知られる唱歌『箱根八里』が使われていますが、箱根登山鉄道(鉄道線)の強羅駅と、箱根登山ケーブルカー(箱根登山鉄道鋼索線)で異なるバージョンが使われています。

ケーブルカーに乗り継ぐ場合には、箱根登山ケーブルカー改札口の利用を。

箱根登山ケーブルカー
箱根登山ケーブルカー・強羅駅
強羅駅
名称 強羅駅/ごうらえき
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-329
関連HP 箱根登山ケーブルカー公式ホームページ
ドライブで 小田原厚木道路箱根口ICから約11km
問い合わせ 箱根登山鉄道鉄道部 TEL:0465-32-6823/FAX:0465-32-6863
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
箱根登山ケーブルカー

箱根登山ケーブルカー

神奈川県足柄下郡箱根町強羅にある箱根ゴールデンコース途中の鋼索鉄道(ケーブルカー)が箱根登山ケーブルカー。箱根登山鉄道終点の強羅(ごうら)駅と箱根ロープウェイが発着する早雲山駅を結ぶのが、箱根登山ケーブルカー。標高541mの強羅と標高750

箱根強羅公園

箱根強羅公園

神奈川県足柄下郡箱根町、強羅別荘地開発、登山鉄道の開通に伴って箱根登山鉄道が大正3年に開園した歴史ある公園が箱根強羅公園。噴水池を中心に、左右対称に造られたフランス式整型庭園で、桜、ツツジ、あじさい、バラなど四季の花、秋には紅葉を愛でること

 

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