四国カルスト県立自然公園の自然を解説するビジターセンターで四国カルスト最高峰である標高1400m(最高点は1485.0mの天狗の森)の天狗高原に建っています。四国カルストは高知県と愛媛県の県境ですが、天狗高原の諸施設や牧場は高知県津野町です。
四国カルスト探勝のビジターセンター
館内ではカルストの成り立ちや、カルストに棲息する動物、生育する植物を、パネルやビデオを使って紹介。
かつてはサンゴ礁の海の底だったという数億万年単位の地球の歴史を学習館で学ぶことができるのです。
また、カルスト学習館と隣接の公共の宿「高原ふれあいの家 天狗荘」を起点に、東側の天狗の森側には、地球の割れ目といわれている「大引割・小引割」に続く森林セラピーの「天狗高原セラピーロード」が整備されています。
四国カルスト天狗高原自然休養林は、「森林浴の森100選」、「遊歩百選」にも選定されています。
四国カルスト誕生の秘密
四国カルスト誕生の秘密は、3億年前まで遡ります。
3億年前に赤道付近の海底火山の活動が始まり、2億5000年前その活動が終焉。
その後、太平洋プレートの移動で、日本列島まで到達し、四国沖の南海トラフで大陸のプレートの下に潜り込まなかった部分が200万年前四国山地の造山運動で持ち上げられたもの。
つまりは赤道直下のサンゴなどが今の四国カルストの石灰岩の「原料」だったのです。
石灰岩をよく観察すると、フズリナやサンゴの化石を目にすることもできます。
3億年前に赤道付近の海底火山の活動が始まり、2億5000年前その活動が終焉。
その後、太平洋プレートの移動で、日本列島まで到達し、四国沖の南海トラフで大陸のプレートの下に潜り込まなかった部分が200万年前四国山地の造山運動で持ち上げられたもの。
つまりは赤道直下のサンゴなどが今の四国カルストの石灰岩の「原料」だったのです。
石灰岩をよく観察すると、フズリナやサンゴの化石を目にすることもできます。
四国カルストに泊まるなら、この宿がおすすめ!
高原ふれあいの家 天狗荘
四国カルスト・天狗高原の標高1350mに位置する公共の宿。
山小屋を除けば、四国の脊梁山脈の稜線に建つ「トップ・オブ・四国」とも呼べる宿です。
珍しいのは宿の中に高知・愛媛の県境が通っている点(記念撮影をぜひ)。
ここに泊まれば、朝夕の景観の変化や星空を楽しむことができます。
部屋は和室がメインですが、洋室2室、ハンディキャップルーム(洋室)も備わっています。
温泉ではありませんが浴室は「展望浴場」になっています。
夕食は料金別に3タイプ用意されていますが、1万円前後で宿泊できる財布に優しい宿として貴重な存在。
カルスト学習館 | |
名称 | カルスト学習館/かるすとがくしゅうかん |
所在地 | 高知県高岡郡津野町芳生野乙4921-22 |
関連HP | カルストテラス公式ホームページ |
電車・バスで | JR須崎駅から高知高陵交通バス新田行きで55分、終点下車、津野町営バス天狗荘行きに乗り換え45分、天狗荘前下車すぐ |
ドライブで | 高知自動車道(須崎道路)須崎西ICから約52km。または、高知自動車道中土佐ICから約53km |
駐車場 | 3台/無料、その他、天狗荘駐車場(200台/無料)を利用 |
問い合わせ | カルスト学習館 TEL:0889-62-3188 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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