高知県安芸郡安田町の安田川沿いに残る魚梁瀬森林鉄道(やなせしんりんてつどう)の廃線跡。赤い鉄橋(鋼製単トラス桁橋)が旧魚梁瀬森林鉄道施設・明神口橋で、現存する橋梁は、機関車の導入に伴い、昭和4年に木橋から架け替えられたもの。国の重要文化財、経済産業省の近代化産業遺産群にも選定されています。
「赤鉄橋」と呼ばれる橋は国の重要文化財
森林鉄道が敷設されるまでは牛馬道や木材を川に流していました。
森林鉄道敷設当初は、下りは自然の重力を利用した乗り下げで運び、上りは犬や牛などに牽引させていました。
その後、蒸気機関車の導入で、鉄橋が必要になり、全長43.2m、幅4.6mの明神口橋が架橋されました。
明神口橋は、安田川沿いを走る魚梁瀬森林鉄道の代表的な遺構で、安田川沿いに走る高知県道12号(安田東洋線)から眺めることができるほか、町道の一部として使用されているので、軽自動車や徒歩なら渡ることができます。
地元の人たちは、「赤鉄橋」と呼び習わしています。
旧魚梁瀬森林鉄道施設・明神口橋 | |
名称 | 旧魚梁瀬森林鉄道施設・明神口橋/きゅうやなせしんりんてつどうしせつ・みょうじんばしぐち |
所在地 | 高知県安芸郡安田町小川オオムカエ3-2先 |
関連HP | 中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会公式ホームページ |
ドライブで | 高知自動車道南国ICから約58km |
駐車場 | なし |
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