高知県室戸市室戸岬町、室戸岬の突端から国道55号(土佐東街道)を徳島県方面に13kmほど走った海岸にあるのが、鹿岡の夫婦岩。室戸岬町と佐喜浜町の境の鹿岡鼻にある奇岩で、2つの岩は伊勢・二見浦の本家と同様に、しめ縄で結ばれています。
冬場なら「だるま朝日」を拝める可能性も
文化12年(1815年)高知城下の武藤致和(むとうよしかず)、長男の武藤平道(むとうひらみち)父子が中心となって編纂した地誌『南路志』(なんろし/全120巻)には、「往古より大晦日の晩、夫婦岩の間鵜の碆に龍燈が灯ると、この神火を地元では『かじょうさま』と云い、立岩の峯々を越えて大滝の上に舞上がり、四方山麓の家々に請じ入れられて大年を迎える浄火となったと云う」と記されています。
龍燈は日本各地に伝わる怪火のこと。
秋分から春分までの間、 冷え込みが強まる日の日の出の際、光の屈折(海面上の温かい空気、その上の冷気と密度の異なる空気の層で光が屈折)によって「だるま朝日」を拝める可能性も。
鹿岡の夫婦岩は崩落の危険があるため、近くに立ち入り事はできません。
鹿岡の夫婦岩 | |
名称 | 鹿岡の夫婦岩/かぶかのみょうといわ |
所在地 | 高知県室戸市室戸岬町 |
関連HP | 室戸市観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 高知東部自動車道芸西西ICから約61km |
問い合わせ | 室戸市観光協会 TEL:0887-22-0574/FAX:0887-22-0574 |
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