伝統こけしは、青森県の津軽系、秋田県の木地山系、鳴子系、岩手県の南部(花巻系)山形県の肘折系、蔵王系、山形県と宮城県の作並系、宮城県の鳴子系、弥治郎系、遠刈田系、福島県の土湯系の10系統に大別されますが、鳴子こけし、遠刈田こけし、土湯こけしが日本三大こけしです。
鳴子こけし|鳴子温泉
場所:宮城県大崎市鳴子温泉
特徴:大きな頭、中程がやや細くなった安定感のある胴と菊の模様
ろくろの回転で生じる熱を利用して首を胴に差し込んだ「はめ込み式」の構造
関連施設:日本こけし館/絵付け体験も可能
遠刈田こけし|遠刈田温泉
場所:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉
特徴:日本の伝統こけしのルーツ
菊など八重の華麗な手描きの花模様が中心(華麗さにおいては、こけしの各系統の中でも一番)
赤い放射線模様を、頭にいただく
ろくろの回転で生じる熱を利用して首を胴に差し込んだ「はめ込み式」の構造
頭の割に胴が細い
関連施設:みやぎ蔵王こけし館/絵付け体験も可能
土湯こけし|土湯温泉
場所:福島県福島市土湯温泉町
特徴:頭に墨の蛇の目模様
前髪と髪の間にカセと言われる髪飾り、そしてクジラ目にたれ鼻、おちょぼ口
ろくろの回転で生じる熱を利用して首を胴に差し込んだ「はめ込み式」の構造
胴は、簡素なろくろ模様が主体
関連施設:土湯温泉観光交流センター「湯愛舞台」(ゆめぶたい)/絵付け体験も可能
日本三大こけしとは!? | |
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