みやぎ蔵王こけし館

みやぎ蔵王こけし館

宮城県刈田郡蔵王町、蔵王エコーラインの宮城側入口、遠刈田温泉(とおがったおんせん)にある蔵王町伝統産業会館が、みやぎ蔵王こけし館。遠刈田系こけし・弥治郎系こけし・鳴子系こけし・作並系こけしの4つの伝統こけしが発祥する宮城県の伝統こけしを展示紹介する施設です。

宮城県を中心に全国のこけしと木地玩具を紹介

こけしはもともと轆轤(ろくろ)を用いて椀や盆等の木工品を加工する木地師(きじし)たちによって作られた木地玩具。
そのルーツともいわれるのが遠刈田温泉で、蔵王山の山頂に鎮座する蔵王権現の参拝者や遠刈田温泉の湯治客向けに創案したと伝えられます。
全国に散らばる木地師は、近江国愛知郡の鈴鹿山中の集落がルーツで(その後も全国の木地師を把握し統括)、小椋(おぐら)姓を名乗っています。
修験者たちが火山を鎮めるため、吉野から蔵王権現(現・金峯山寺蔵王堂に安置)を勧請したのが蔵王山という名の由来ですが、江戸時代には、刈田岳の蔵王大権現社への参詣者が増えるなど、山岳宗教が隆盛、そうしたことから木地師も戦国時代末の天正18年(1590年)頃、この地にやって来たと推測されています。

昭和59年5月に開館したみやぎ蔵王こけし館の1階には、全国のこけしと木地玩具が5500点ほどを系統別にわかりやすく展示するほか、実演コーナー、販売コーナーがあります。
2階には絵付け教室などの体験コーナーがあり、予約で工人の指導による絵付け体験も可能(当日でも空きがあれば可能、所要時間は30分)。
遠刈田こけしのこけし工人の店が軒を連ねる集落、新地こけしの里にも近いのであわせて見学を。

毎年9月中旬の土・日曜には、『全国伝統こけしろくろまつり』が開催され、みやぎ蔵王こけし館を会場に全国11系統の伝統こけし工人によるこけし製作の実演も行なわれています。

ちなみに「日本三大こけし」といわれるのは、遠刈田こけしのほか、鳴子こけし(宮城県大崎市)、土湯こけし(福島県福島市)です。

みやぎ蔵王こけし館
名称 みやぎ蔵王こけし館/みやぎざおうこけしかん
所在地 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉新地西裏山36-135
関連HP みやぎ蔵王こけし館公式ホームページ
電車・バスで JR仙台駅から宮城交通バスで1時間10分、遠刈田温泉下車、徒歩10分
ドライブで 東北自動車道白石ICから約17km
駐車場 35台/無料
問い合わせ みやぎ蔵王こけし館 TEL:0224-34-2385/FAX:0224-34-2300
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
遠刈田温泉

遠刈田温泉

宮城県刈田郡蔵王町、蔵王エコーラインの宮城側入口に湧く、歴史ある山の出湯が遠刈田温泉(とおがったおんせん)。蔵王連峰の東麓を流れる松川河畔の河岸段丘面、標高300mに湧く温泉地。開湯は慶長6年(1601年)、金の採掘中に発見されたと伝えられ

日本三大こけしとは!?

日本三大こけしとは!?

伝統こけしは、青森県の津軽系、秋田県の木地山系、鳴子系、岩手県の南部(花巻系)山形県の肘折系、蔵王系、山形県と宮城県の作並系、宮城県の鳴子系、弥治郎系、遠刈田系、福島県の土湯系の10系統に大別されますが、鳴子こけし、遠刈田こけし、土湯こけし

 

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