2024年9月17日(火)17:00~21:00、岡山県岡山市の岡山後楽園で『名月観賞会』が開催。昭和31年から行なわれている名月観賞会で、毎年十五夜(旧暦8月15日/仲秋の名月)に当たる日に、名園でのお月見を楽しむことができます。後楽園は市街地にありながら、山の稜線から昇る名月を観賞できる数少ない場所。
年に一度、藩主の気分で名月を愛でる
当日は後楽園では、17:00から普段は開放していない延養亭前から鶴鳴館前にかけての芝生を開放し、ゆったりと芝生に座って月見が楽しめる仕組み。
開園時間を21:30まで延長(入園は21:00まで)。
弁当や団子を持参して、芝生に座ってお月見を楽しむことも可能。
2024年9月17日(火)の月の出は、17:47頃。
「延養亭」では、箏曲演奏やお茶会、後楽園売店で「お月見弁当」(税込み1600円、予約及び当日販売)の販売が行なわれます。
「お月見弁当」の予約は、残夢軒、福田茶屋、さざなみ茶屋、岡山県観光土産品協会で9月10日(火)12:00まで受付。
当日16:30~販売され、なくなり次第終了となります。
岡山藩主、後楽園での月見の記録と景観保存
元禄2年9月13日(1689年10月25日)に、後楽園の造営を命じた池田綱政(いけだつなまさ)が現在の延養亭(藩主の居間として使用)の原型にあたる「御茶屋」(おちゃや)にお月見のため来たという記録が残され、それが後楽園での藩主お月見の始まり。
さらに宝永2年(1705年)に描かれた絵図『月出之図』(つきでのず)は、「延養亭」から操山方面を眺め、中秋の名月や十三夜の月がどの位置から昇ってくるのかを記録したもので、藩主がお月見をどれほど重視していたかがよくわかります。
こうした記録から、江戸時代、歴代岡山藩主の多くが後楽園で中秋の名月と十三夜(旧暦9月13日)のお月見を楽しんでいたことがわかっています。
後楽園では、現在も「延養亭」からの借景保存が行なわれており、市街地でありながら、操山(みさおやま)から昇る月が、建物に遮られることなく見られる数少ない場所となっているのです。
岡山後楽園『名月観賞会』|岡山市|2024 | |
開催日時 | 2024年9月17日(火)17:00~21:00(閉園は21:30)、雨天決行 |
所在地 | 岡山県岡山市北区後楽園1-5 |
場所 | 岡山後楽園 |
関連HP | 岡山後楽園公式ホームページ |
電車・バスで | JR岡山駅から岡山電気軌道(路面電車)東山線で5分、城下駅下車、徒歩10分 |
ドライブで | 山陽自動車道岡山ICから約8.5km |
駐車場 | 後楽園専用駐車場(250台/有料) |
問い合わせ | 岡山後楽園 TEL:086-272-1148/FAX:086-272-1147 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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