熊本県阿蘇郡小国町にある樅木川に懸る滝が、 鍋釜滝(なべかまたき)。下流側に下城滝(しものじょうたき)があり、ダイナミックな2つの滝が連続しています。滝周辺は遊歩道が整備され、気軽に探勝が可能。小国町では鍋ヶ滝が有名で、その影に隠れていますが、「下城の大イチョウ」もあるので寄り道にも絶好です。
小国町にある散策路完備、「阿蘇谷の吹割の滝」
鍋釜滝は、落差5mほどですが、幅が広く、岩盤をアーチ状に削って落下しています。
阿蘇山の火砕流がもたらした阿蘇溶結凝灰岩の岩の割れ目に入った小石が水流で回転、甌穴(おうけつ=ポットホール)が形成され、それが徐々に拡大し、最後に崩落して滝となったもの。
鍋や釜のような形をした窪みがあることから鍋釜滝と呼ばれるように。
吹割の滝(群馬県沼田市)にも似ていますが、ともに火砕流堆積物が固まってできた溶結凝灰岩が浸食されて誕生した滝で、成因は同じ。
下城の滝は、落差40m、幅5mほどの直瀑で、鍋釜滝との間には下城滝吊り橋が架かっています。
鍋釜滝 | |
名称 | 鍋釜滝/なべかまたき |
所在地 | 熊本県阿蘇郡小国町下城 |
関連HP | ASOおぐに観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 大分自動車道九重ICから約23km、または、日田ICから約31km |
駐車場 | 下城滝駐車場(10台/無料) |
問い合わせ | 小国町情報課 商工観光係 TEL:0967-46-2113 |
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