明石市立天文科学館

明石市立天文科学館

兵庫県明石市にある、日本標準時子午線上に建つ「時と宇宙」をテーマとした博物館が明石市立天文科学館。建物そのものが日本標準時子午線(東経135度)の標識の役割を果たす高さ54mの美しいタワー。「東経135度子午線が通るまち」明石らしい天文科学館です。

日本標準時子午線上に建つ明石のシンボル

明石市立天文科学館
展望室から明石海峡大橋を眺望

天体ショーが楽しめるプラネタリウムは2階にあり、旧東ドイツカールツァイス・イエナ社製の投影機が今も現役で活躍しています。
つまりは、現役で活躍する日本で最も古いプラネタリウムということに。
恒星の1等星から6等星まで全天で9000個の星を投影することができます。

「ポインター」と呼ぶ矢印投影器を手に持って、生音声で解説する昔ながらのスタイルですが、9個のスピーカーをコンピュータで制御する音響システムは音質もよく、コンサートに使われるほど。

3階の展示室は東経135度の子午線を計った「子午儀」(天体が子午線を通過する瞬間を観測して、その土地の経度を測定する装置)、天文科学館のシンボルでもある塔時計を制御する「親時計」、地球儀時計などを展示。
13階と14階には展望室があり、明石海峡大橋と明石海峡を行き交う船を眼前に、淡路島、六甲山系の山々をはるかに見渡すことができます。
16階は40cm反射望遠鏡を設置する天体観測室で、月に1回程度「天体観望会」を実施。

なお館内はエレベーターの利用もできますが、らせん階段も設置され、1階~14階にビッグバンから人類誕生までの137億年を365日に置き換えた宇宙カレンダーが、3階~14階に全天に輝く88星座が紹介されています。

明石市立天文科学館
展望室の中央に日本標準時子午線が通る
明石市立天文科学館
名称 明石市立天文科学館/あかししりつてんもんかがくかん
所在地 兵庫県明石市人丸町2-6
関連HP 明石市立天文科学館公式ホームページ
電車・バスで 山陽電鉄人丸前駅から徒歩3分。または、JR明石駅から徒歩15分
ドライブで 第2神明道路大蔵谷ICから約3km
駐車場 90台/有料
問い合わせ 明石市立天文科学館 TEL:078-919-5000/FAX:078-919-6000
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
人丸前駅

人丸前駅

兵庫県明石市大蔵天神町にある山陽電鉄本線の駅が、人丸前駅(ひとまるまええき)。駅の北側に人丸山公園があり、その前にあるというのが名の由来です。ホームを横断する形で東経135度子午線(日本標準時子午線)が通る日本で唯一の駅で、近畿の駅百選にも

東経135度子午線が通るまち、明石

東経135度子午線が通るまち、明石

明治19年、世界標準時であるイギリスのグリニッジから135度、時差9時間の位置上の時刻を、日本の標準時に定めています。明石市は、明治43年に明石郡校長会が日本で最初に標石を建立(標石は子午線交番前に現存)したことから「子午線のまち」といわれ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ