人丸前駅

人丸前駅

兵庫県明石市大蔵天神町にある山陽電鉄本線の駅が、人丸前駅(ひとまるまええき)。駅の北側に人丸山公園があり、その前にあるというのが名の由来です。ホームを横断する形で東経135度子午線(日本標準時子午線)が通る日本で唯一の駅で、近畿の駅百選にも選定されています。

日本で唯一、日本標準時子午線がホームを通過!

人丸前駅

大正6年4月12日、兵庫電気軌道の駅として開業した歴史ある駅で、平成3年4月3日に山陽明石駅とともに高架化されています。
高架化されたことにより、ホームから明石市のシンボルで、それ自体が日本標準時子午線(東経135度)の標識の役割を果たす高さ54mの美しいタワー「明石市立天文科学館」を見上げる一等地になっています。
しかもホームの西寄り部分に東経135度子午線を示す線が引かれる、珍しい駅になっているのです(山陽電鉄の高架にともなうプラットホーム完成にあわせて引かれたもの)。

東経135度の日本標準時子午線(天文経緯度の子午線で地理学的経緯度の子午線は西側にズレます)は、明石市だけでなく京丹後市、福知山市(以上京都府)、豊岡市、丹波市、西脇市、加東市、小野市、三木市、神戸市西区、明石市、淡路市(以上兵庫県)、和歌山市(和歌山県)も通過し、子午線と交差する鉄道は、日本海から明石市まで7線ありますが、ドンピシャリでホームがあるのは、この人丸前駅だけなのです。

人丸前駅
名称 人丸前駅/ひとまるまええき
所在地 明石市大蔵天神町1-15
関連HP 山陽電車公式ホームページ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
明石市立天文科学館

明石市立天文科学館

兵庫県明石市にある、日本標準時子午線上に建つ「時と宇宙」をテーマとした博物館が明石市立天文科学館。建物そのものが日本標準時子午線(東経135度)の標識の役割を果たす高さ54mの美しいタワー。「東経135度子午線が通るまち」明石らしい天文科学

東経135度子午線が通るまち、明石

東経135度子午線が通るまち、明石

明治19年、世界標準時であるイギリスのグリニッジから135度、時差9時間の位置上の時刻を、日本の標準時に定めています。明石市は、明治43年に明石郡校長会が日本で最初に標石を建立(標石は子午線交番前に現存)したことから「子午線のまち」といわれ

 

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