徳島城・数寄屋橋

徳島城の御殿の鬼門(北東)にあたる門が城の東を流れる堀川に面した数寄屋門(すきやもん)。旗櫓(はたやぐら)の下に位置するもんは、別名「不明門」(ふみょうもん)と呼ばれ、死者を搬出するなど城内の凶事の際以外には開かれることはありませんでした。その門の外側、内堀にかかるのが数寄屋橋(すきやばし)です。

内堀に架かる橋は、藩政時代の「不明門」の復元

往時には全長5間(9.75m)、幅1間(1.95m)の太鼓橋でしたが、現在は木橋が架けられています。
平成24年3月に改修が行なわれ、この橋から徳島中央公園となった徳島城内へと入ることができますが、あくまで、通用口なので、正規の登城口とは異なることに留意を。

内堀は時任川と通水しており、黒鯛、ボラ、ウナギなどが棲息しています。

徳島城・数寄屋橋
名称徳島城・数寄屋橋/とくしまじょう・すきやばし
所在地徳島県徳島市徳島町城内1
関連HP徳島市公式ホームページ
電車・バスでJR徳島駅から徒歩5分
ドライブで徳島自動車道徳島ICから約3km。または、神戸淡路鳴門自動車道鳴門ICから約11km
駐車場徳島中央公園東側駐車場(89台/有料)、西駐車場(116台/有料)
問い合わせ徳島市公園緑地課 TEL:088-621-5295/FAX:088-655-4999
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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