狸谷山不動院

狸谷山不動院

平安京の鬼門にあたるため、桓武天皇(かんむてんのう)が不動明王を安置したことに始まる真言宗の単立寺院が狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)。明治の廃仏毀釈後荒廃したものを昭和19年に再興。現在は芸事の上達や交通安全祈願の寺として親しまれていまする。本殿近くには、宮本武蔵が不動心を会得したという武蔵の滝も。

坂道を登ると美しい懸崖造りの舞台が!

享保3年(1718年)、木食養阿(もくじきようあ)が堂宇を建立。
参道の勾配が急で、250段の階段坂を20分ほど登る必要がありますが、本堂は小さな「清水の舞台」といった趣があり、舞台の上からは見事な眺望が得られます。
毎月1日「おついたち」と、毎月3・16・28日(11:00)はお不動さんの日(「護摩木祈願祭」)で護摩が焚かれるので、お見逃しなく。

慶長9年(1605)、吉岡清十郎一門との一乗寺下り松の決闘を前にした宮本武蔵は、境内の滝で修行をしたと伝えられ、宮本武蔵修行の滝として残されています。

狸谷山不動院 3つのチェックポイント

平安京の鬼門を守護する不動明王
交通安全・厄除けの祈願寺
宮本武蔵が不動心を会得したと伝わる滝がある

狸谷山不動院
名称狸谷山不動院/たぬきだにさんふどういん
所在地京都府京都市左京区一乗寺松原町6
関連HP狸谷山不動院公式ホームページ
電車・バスで叡山電鉄叡山本線一乗寺駅から徒歩25分
ドライブで名神高速道路京都南ICから約15km
駐車場狸谷山不動院駐車場(150台/無料)
問い合わせ狸谷山不動院 TEL:075-722-0025/FAX:075-722-9516
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

八大神社

京都市左京区一乗寺松原町、狸谷山不動院への登り口、詩仙堂の東隣にある神社が八大神社(はちだいじんじゃ)。1294(永仁2)年創建という古社で、一乗寺下り松で吉岡一門と決闘をする宮本武蔵が、その直前に神頼みしようとしましたが、直前に自身の弱さ

一乗寺下り松

京都、一乗下り松町の地名の由来となった松の古木が一乗寺下り松。現在の松の木は4代目。京都側からの比叡山登山口の道しるべとして立つこの1本の木は、古くは『平家物語』や『太平記』にも登場しています。もっとも馴染み深いのは、吉川英治の小説『宮本武

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