無垢の井

無垢の井

京都市上京区にある天台宗延暦寺派の寺・護浄院(ごじょういん)、通称・清荒神(きよしこうじん)の境内の湧水が無垢の井(むくのい)。手水舎に湧き出るその水は、あまり知られていませんが京の三名水の一つに挙げられている梨木神社の「染井の水」と同じ水脈で、参拝者が自由に汲むことができます。

護浄院・清荒神の境内の湧水は、京の名水!

手水鉢の近くには、清浄水を汲めるように水汲み場が用意されています。
ただし寺の行事がある毎月28日の縁日、正月三が日、節分の前後と節分当日には閉鎖され、水を汲むことができません。
鴨川の伏流水で、一帯にこの湧水があることから、御所が配されたと推測できます(現在の京都御所は南北朝時代に北朝の御所として創始)。
また現在の京都仙洞御所の場所(護浄院の西側)は、豊臣秀吉が秀頼のために築いた太閤御屋敷(京都新城)の跡。

無垢の井
名称 無垢の井/むくのい
所在地 京都市上京区荒神口通寺町東入ル荒神町122
関連HP 京都市観光協会公式ホームページ
電車・バスで 京阪神宮丸太町駅から徒歩9分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 護浄院 TEL:075-231-3683
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
護浄院(清荒神)

護浄院(清荒神)

京都市上京区にある天台宗の寺、護浄院。正式名は護浄院ですが、京の七口のひとつ、荒神口の名の起こりとなった清荒神(きよしこうじん)で有名。本堂前に鳥居があるのは、神仏習合時代の名残りです。江戸時代以降、歴代天皇に国家安寧・五穀豊穣の御札を献上

染井の水

染井の水

京都市上京区、梨木神社(なしのきじんじゃ)境内に湧く水で「県井」(あがたい)、「醒ヶ井」(さめがい)と並び京都の三名水の一つに数えられるのが染井の水。三名水のうちで、現在飲用できるのはこの染井の水だけ。この井戸は、かつて文徳天皇の皇后である

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ