第24回万葉集~朗唱の会~・曲水の宴|鳥取市|2023

因幡万葉歴史館の「伝承館」で行なわれるイベント。大伴家持が詠んだ万葉歌470余首を順次リレー方式で参加者全員が万葉衣装を着て、自由な朗唱方法で朗唱するもの。万葉茶席や万葉カレー、万葉おこわ、大伴家持らっきょういなりなどの万葉グルメを楽しむことができます。

かつて因幡国の国司として大伴家持が赴任

「万葉と神話の庭」で行なわれる『曲水の宴』

因幡万葉歴史館のある鳥取市国府町は、その名の通り、因幡国(いなばのくに)の国府があったと推測されています。鳥取市国府町中郷からは平安時代末期から鎌倉時代にかけての国衙(こくが=国司が赴任する役所が置かれていた区画)の遺跡が発掘され、現在は史跡公園として整備されています。因幡国分寺跡も国府町から塔跡と南門などが確認されていますが、国分尼寺跡はまだ見つかっていません(法花寺集落の周辺と推定)。
大伴家持(おおとものやかもち)は、因幡国の国司(因幡守)として天平宝字2年(758年)に因幡国庁に任官し、数年を因幡国で暮らしています。因幡万葉歴史館の「歴史本館」には、大伴家持ホールに山陰ゆかりの万葉歌を展示するほか、国府町に残る史跡・梶山古墳や岡益石堂などの遺跡を詳細に紹介しており、古代史ファンには必見のコーナーになっています。

大伴家持は、因幡国に赴任した翌年の元旦に万葉集の最後を飾る歌を詠んでいます。
因幡国と、大伴家持、万葉集とはそんな深い関係があったのです。
『万葉集~朗唱の会~』では因幡国ゆかりの歌を含め、大伴家持が詠んだ万葉歌470余首をリレースタイルで朗唱。

併催される『曲水の宴』(きょくすいのうたげ)が行なわれる「万葉と神話の庭」は、『万葉集』で詠まれた50種余の草花が植栽された回遊式庭園。せせらぎに耳を傾けながら流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を読み、盃の酒を飲んで次へ流すという風雅な遊びが体験できます。

第24回万葉集~朗唱の会~・曲水の宴|鳥取市|2023
開催日時 2023年10月15日(日)、万葉集朗唱の会は9:00〜12:00、曲水の宴は10:00〜11:00
所在地 鳥取県鳥取市国府町町屋726
場所 因幡万葉歴史館伝承館、万葉と神話の庭
関連HP 因幡万葉歴史館伝承館公式ホームページ
電車・バスで JR鳥取駅駅前バスセンターから日ノ丸バスで因幡万葉歴史館、または、因幡万葉歴史館入口下車、徒歩5分
ドライブで 鳥取自動車道鳥取ICから約8.4km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 因幡万葉歴史館伝承館 TEL:0857-26-1780/FAX:0857-26-1781
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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