「美食が誘う、優雅な列車旅」をコンセプトにした豪華なレストラン列車「Les Saveurs 志摩」(レ・サヴール・しま)が、2026年秋にデビューします。近畿日本鉄道、近鉄・都ホテルズ、駅ナカなどの物販を展開する近鉄リテーリングがコラボする列車で、近鉄名古屋駅〜賢島駅に走ります。
定員わずか50名という豪華レストラン列車が伊勢志摩へ!


車内で提供される料理は、志摩観光ホテルの樋口宏江 (ひぐちひろえ) 総料理長が監修した本格的なコース料理の「フレンチコース」と、近鉄・都ホテルズが監修したフレンチを手軽に味わえる「フレンチ膳」の2種類。
樋口宏江総料理長は、2017年農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」に女性初として初受賞(2023年には、マスターズシェフ112名のうち、わずか22名の「シルバー賞」を受賞)。
「伊勢志摩サミット2016」で、ワーキングディナーを担当しています。
料理の監修は近鉄・都ホテルズが、食事やドリンクの提供など車内サービスは近鉄リテーリングが担当、運行を近鉄が担うというグループの強みを活かした列車となっています。
4号車は16席だけの優雅な空間で本格的な「フレンチコース」を提供、1号車と2号車では手軽な「フレンチ膳」を用意ということで、予算とTPOで選べる仕組み。
- 4号車(フレンチコース) 4人席×2卓、2人席×4卓 計16席
- 1号車・2号車(フレンチ膳) 2人席×15卓、1人席×4卓 計34席(2車両合計)
- 3号車 キッチン車両
近鉄名古屋駅〜賢島の列車に採用というのは、豪華列車の大好きな名古屋人(愛着のある対象にここぞとばかりに時間もお金も惜しみなく投入する「一点豪華主義」の気質)、そして首都圏からの需要、訪日外国人観光客を見込んでのことと推測できます。
料理を監修する樋口宏江総料理長は、「伊勢志摩サミット2016」の際にも、地元伊勢志摩の食材の活かすというテーマを見事にこなしており、現在では生産者と食材への感謝を込めた新しい一皿を生み出す取り組み「伊勢志摩ガストロノミー」を掲げているので、今回も大いに期待ができます。
「Saveurs」(サヴ―ル)はフランス語で味、風味を意味する言葉。
伊勢志摩の多様な食材が織りなす奥深い味わいを、美味しい料理を味わいながら、名古屋と伊勢志摩を移動することをイメージしてのネーミングとのこと。
なお、志摩観光ホテルでは、レストラン「ラ・メール ザ クラシック」、フレンチレストラン「ラ・メール」のディナーは、現在1万9800円〜、ランチのコース料理で1万8000円〜なので、乗車料金もそれなりになると想像ができますが、注目されることは確実でしょう。

<フレンチコース メニューの一例> 志摩観光ホテル・樋口宏江 総料理長監修

- 熊野地鶏のコンフィとあおさのキッシュ
- 鮑のテリーヌ 茸のマリネとサラダを添えて
- 海の幸のパピヨット
~伊勢海老・伊勢まだい・蛤を香り豊かなブイヤベースで~ - ビーフシチュー
- 柑橘のタルトレットとアイスクリーム
- 小菓子
~生チョコレート、伊勢茶フィナンシェ、レモンマカロン、パート・ド・フリュイ・オ・トマト~
(食材の入荷状況により料理の内容は変更になります)
<志摩観光ホテル・樋口宏江 総料理長コメント>
志摩観光ホテル伝統の料理をエッセンスにした品々を、列車という特別な空間でご体験いただけることを嬉しく思います。
車窓に広がる美しい風景とともに、三重の海と山が育む恵みを味わいながら、伊勢志摩への旅がより心豊かで、記憶に残るひとときとなれば幸いです。
<フレンチ膳の一例> 近鉄・都ホテルズ監修

- 三重県産和牛のパルマンティエ風 キャベツのルーロー
- 真珠貝柱とドライトマトのマリネ
- 伊勢あかりのポーク ローストポーク
- 伊勢どりのバロティーヌ バルサミコソース 三重県産温製野菜
- 伊勢湾産あさりのクラムチャウダー
など
(食材の入荷状況により料理の内容は変更になります)
| 豪華レストラン列車「Les Saveurs 志摩」(近鉄名古屋駅〜賢島駅)2026年秋運転開始! | |
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