道南いさりび鉄道

道南いさりび鉄道

五稜郭駅〜木古内駅を結ぶ目下北海道で唯一の第3セクター(北海道、函館市、北斗市、上磯郡木古内町などが出資)の鉄道が、道南いさりび鉄道。平成28年3月26日の北海道新幹線新青森駅〜新函館北斗駅間の開業時に並行する江差線を、JR北海道から第3セクターに転換したもので、国鉄時代のキハ40が現役で活躍。

昭和レトロなキハ40形気動車が海岸を疾走!

道南いさりび鉄道

「海沿いを走る列車の車窓に広がる、津軽海峡と函館を望む雄大な景色」が自慢で、車窓からイカ釣り船の漁火が見えることが社名の由来です。

木古内駅~五稜郭駅が道南いさりび鉄道の路線で、五稜郭駅~函館駅間はJR線となり、道南いさりび鉄道線の列車はすべてJR函館本線函館駅まで直通運転されています(列車の乗り入れ区間である五稜郭駅〜函館駅間は、乗継割引を実施)。
五稜郭駅はJR北海道と道南いさりび鉄道の共同使用駅で、JR北海道の管轄に。

北海道新幹線開業に伴い、津軽海峡線の定期旅客列車の運行は終了しているため、本州と北海道を結ぶ在来線、道南いさりび鉄道直通列車の運転はありません( 夜行急行「はまなす」、上野~札幌間の臨時寝台特急「カシオペア」も廃止されています)。

「青春18きっぷ」も利用対象外の路線となるため、五稜郭駅~木古内駅間と北海道新幹線の木古内駅~奥津軽いまべつ駅間を通して乗車する場合は、別途「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の購入が必要となります(全国のJR「みどりの窓口」で発売)。

全列車が各駅停車で、快速、急行、特急などの運転はありません。
鉄道ファンが注目するのは、令和7年3月にJR北海道からも通常運用がなくなるディーゼル気動車「キハ40形」が現役のこと。
道南いさりび鉄道では、JR北海道から譲り受けたキハ40が現役で活躍し、道南の四季をテーマに、各車カラフルなデザインを施しています。
国鉄の急行色に塗装(本来のキハ40は急行塗装はありません)、あるいは首都圏色(タラコ色)に塗装された車両などもあって、海沿いを走る昭和レトロの車両が、若い世代にも注目を集めています(車両の運用はHPの「お知らせ」から「道南いさりび鉄道線の車両運用予定について」で確認できます)。

座席は、向かい合わせのボックスシートと窓を背にするロングシートがあり、トイレも昔ながらの和式。
冷房設備もないため、夏場は窓を広く開けて、風を入れての運転に。

道南いさりび鉄道
名称 道南いさりび鉄道/どうなんいさりびてつどう
所在地 北海道函館市亀田本町64〜上磯郡木古内町木古内206-3
関連HP 道南いさりび鉄道公式ホームページ
問い合わせ 道南いさりび鉄道 TEL:0138-83-1977/FAX:0138-83-1978
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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