日本一ホームの長い駅と聞いて、多くの人が思い浮かべるのが東京駅。東海道新幹線N700系・N700Sは16両編成で404mで、ホーム長は410mもあります。ところが日本一長いホームは、さらに100m以上も長く、しかも在来線のホームです。それが京都駅0番線・30番線ホームで、全長は558mもあります。
京都駅には日本一が3つも!
京都駅のジェイアール京都伊勢丹、ホテルグランビア京都のある烏丸中央口(からすまちゅうおうぐち)の改札を入ると眼の前が0番線のホーム。
この0番線からは、湖西線、琵琶湖線、草津線、琵琶湖線を走る特急、北陸本線の特急「サンダーバード」、高山線に直通する特急「ひだ」が発着しています。
0番線自体のホームの長さは323mですが、ホームの西側(大阪・山陰寄り)にも30番線ホームが連続し(ホームの上には南北連絡通路も)、30番線ホームは関空特急「はるか」、そして山陰本線の特急専用ホームとして使われています。
0番線・34番線は繋がっていてひとつのホーム状態になっていて、全長558m。
日本一長いホームとなっています。
厳密には2つのホームとも考えられますが、現地を見てみると「たしかに繋がっていてひとつのホーム」といった感じがします。
30番線の並びには降車専用ホームの34番線があり、ホームの数字としては日本最大ですが、1番線と、15番線〜29番線までが欠番のため、嵩上げの番号になっています。
ちなみに欠番を使ってあえて30番台ホームをつくったのは、山陰本線の「さん(3)」をイメージするため30番台にしたといわれています。
ちなみに京都駅は、日本一長いホーム、日本一大きい数字のホームのほかに、日本で一番在来線特急の発着種類が多い駅ともなっていて、日本一の称号を3つも有しているのです。
日本一長いホームのある駅は、どこ!? | |
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