2025年1月9日(木)、前橋市で『前橋初市まつり』。群馬県の県都・前橋市で毎年1月9日に開催される『前橋初市まつり』は、七夕まつり、花火大会、前橋まつりと並び前橋市の四大イベントのひとつ。縁起物のだるま、植木、食品など350店あまりの露店が出店する盛大な「だるま市」として有名。国道50号(本町通り)などには交通規制が実施され、露店の数だけでも全国一の賑わいに。
前橋八幡宮の「だるま供養」で初市が幕を開ける
『前橋初市まつり』の歴史は古く江戸時代初期の元和3年(1617年)から続く前橋の新春の風物詩で、厩橋(まやばし=前橋の旧名)城主・酒井重忠(さかいしげただ=雅楽頭系酒井家宗家初代)の時代に、本町で毎月4と9の日に日用雑貨や生糸の取引をする六斎市を許したことに遡るという伝統行事。
実は、厩橋城下の本町は、江戸時代から生糸取引の中心地だったのです。
六斎市でだるまが売られるようになったのは明治の初め。
前橋の総鎮守として歴代橋藩主の崇敬を集めてきた本町の前橋八幡宮で古いだるまが燃やされる「だるま供養」(10:00頃〜)が『前橋初市まつり』の幕開け。
お焚きあげ儀式の「だるま供養」は、その浄火にあたると福の神が宿るのだとか。
露店が並ぶのは本町通り、千代田通り、中央通り、銀座通りで、10:00~21:30の間。
「だるま市」で売られるだるまは、値切って買うのがよいといわれています。
本町通り、本町1丁目・2丁目地内、中心商店街には9:00〜23:00まで交通規制が実施されます。
マイカーの駐車は「ヤマダグリーンドーム前橋第6駐車場」の利用を。
前橋初市と高崎だるまの深い関係とは!?
高崎のだるまが有名ですが、高崎も前橋藩領。
少林山達磨寺も厩橋城主・酒井忠挙(さかいただたか/雅楽頭系酒井家宗家5代)が創建しているのです。
明治の初め、高崎の農民がだるまを背負って初市で売りさばいたのが始まりだと伝えられています。
蚕(かいこ)は繭(まゆ)をつくるまで4回も脱皮しますが、このことを「起きる」といって、七転八起(ななころびやおき)という縁起のいいだるまは、養蚕業の守り神となったのです。
少林山達磨寺も厩橋城主・酒井忠挙(さかいただたか/雅楽頭系酒井家宗家5代)が創建しているのです。
明治の初め、高崎の農民がだるまを背負って初市で売りさばいたのが始まりだと伝えられています。
蚕(かいこ)は繭(まゆ)をつくるまで4回も脱皮しますが、このことを「起きる」といって、七転八起(ななころびやおき)という縁起のいいだるまは、養蚕業の守り神となったのです。
前橋初市まつり|前橋市|2025 | |
開催日 | 2025年1月9日(木)、毎年1月9日 |
所在地 | 群馬県前橋市本町1丁目〜2丁目 |
場所 | 国道50号 本町1、2丁目、中心商店街 |
関連HP | 前橋観光コンベンション協会 |
電車・バスで | 上毛鉄道中央前橋駅から徒歩5分。JR前橋駅から徒歩10分 |
ドライブで | 関越自動車道前橋ICから約4.5kmでヤマダグリーンドーム前橋第6駐車場 |
駐車場 | ヤマダグリーンドーム前橋第6駐車場(無料)を利用、当日は無料おまつりバス運行 |
問い合わせ | 前橋観光コンベンション協会 TEL:027-235-2211 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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