JR最南端の路線で現役で活躍! 国鉄キハ40系気動車

キハ47

1977年〜1982年に合計888両が製造され、日本各地の非電化路線に投入されたディーゼルカーが、国鉄キハ40系気動車。JR東日本、JR東海から姿を消し、現役で活躍するのは2025年現在では、JR西日本など一部に限られています。JR最南端の路線・指宿枕崎線(JR九州)では、現役で活躍中です。

指宿駅~枕崎駅間は、JR九州でもっとも輸送人員が少ない

キハ47

指宿枕崎線は、鹿児島中央駅(鹿児島県鹿児島市)と枕崎駅(枕崎市)を結ぶ87.8kmのローカル線。
途中の西大山駅はJR最南端の駅で、薩摩富士と称される開聞岳を眺めるビューポイントにもなっていて、キハ40系と開聞岳のツーショットが撮影できると撮り鉄にも人気の駅です。

JR九州が発表した2024年度の平均通過人員・旅客運輸収入では、指宿駅~枕崎駅間(42.1km)の平均通過人員は、JR九州では最低の1日216人(日田彦山線BRTを除く)。

この指宿枕崎線で現役で活躍するのは、鹿児島車両センターに所属のキハ40系(キハ40形・キハ47形・キハ140形・キハ147形)、そして鹿児島中央駅〜山川駅間で運用のキハ200系。

キハ200系にはロングシートもありますが、キハ40系4人向かい合わせのボックスシートを基本とするセミクロスシート。
ちょっぴり懐かしいローカル線の旅を楽しむことができます。

キハ40-8038は国鉄色(一般気動車色=朱色4号とクリーム4号)の塗装になっています。

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JR最南端の路線で現役で活躍! 国鉄キハ40系気動車
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