満濃池ゆる抜き|まんのう町|2019

満濃池ゆる抜き

2019年6月15日(土)12:00頃〜、香川県まんのう町で『満濃池ゆる抜き』が行なわれます。香川県最大のため池、満濃池の池の水を抜き豊作祈願の儀式を行なう、江戸時代以前から行われている行事で、讃岐平野の本格的な田植えシーズンの到来を告げるイベントです。ゆる抜きの水音は、環境省選の「残したい日本の音風景100選」にも選定。

3000haを潤す水を放水!

満濃池ゆる抜き
毎年、多くの見学者が集まります

満濃池は灌漑(かんがい)用のため池として日本一の規模を誇り、ため池王国・香川のシンボル的存在。
奈良時代に築かれ、土木技術に長けた空海が修築したことでも知られています。
満濃池の水は、灌漑用水として、周辺の2市3町、3000haを潤しています。
その満濃池の水を管理し、配水業務を担うのが琴平町にある満濃池土地改良区。

『ゆる抜き』は、池のゆる(取水栓)を抜く行事。
田植えが終わるまでの1週間、水田に水を供給するのが目的です。
10:00〜神事が執り行なわれ、正午にあわせて満濃池土地改良区の関係者が配水用ハンドルを回して水門を開放すると、堤防下の放水口から轟音(ごうおん)とともに毎秒5tの水が勢いよく流れ出します。

ゆる抜きの後は、雨量、貯水量を鑑みて、配水量を調節が行なわれています。

ちなみに満濃池は、2016年11月に国際かんがい排水委員会(ICID)の「世界かんがい施設遺産」に認定されています。

満濃池ゆる抜き|まんのう町|2019
開催日時 2019年6月15日(土)12:00頃〜
所在地 香川県仲多度郡まんのう町神野
場所 満濃池
電車・バスで JR琴平駅からタクシーで10分
ドライブで 高松自動車道坂出北ICから約18km
駐車場 堤防駐車場など利用
問い合わせ 満濃池土地改良区 TEL:0877-75-3157
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
満濃池

満濃池

香川県にはため池が1万4000もありますが、代表的なため池は、大きな順に満濃太郎(満濃池)、神内次郎(神内池)、三谷三郎(三郎池)、奈良須四郎(奈良須池)と兄弟のような愛称が付いています。仲多度郡まんのう町にある湖水面積138.5ha、貯水

 

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