鈴鹿市伝統産業会館

鈴鹿市伝統産業会館

三重県鈴鹿市、「伊勢型紙」と「鈴鹿墨」(すずかすみ)の製作工程などが展示される施設が、鈴鹿市伝統産業会館。「伊勢型紙」は古くから着物の柄や文様を生地に染めるのに使われる伝統工芸。柿渋を用いて張り合わされた和紙に、細かい刃先の彫刻刀で精巧な図柄を彫るもの。

鈴鹿市の伝統工芸である 鈴鹿墨と伊勢型紙を展示

「伊勢型紙」(伝統的工芸用具)は、江戸時代には現在の鈴鹿市白子地区を中心に徳川紀州藩の保護のもと、独占的に染型製作の振興が行なわれ、その結果、現在も全国型紙生産量の99%を占めています。
型地紙、各技法の型紙、道具(彫刻刀など)、江戸時代の型紙 、江戸時代の資料、パネルによる製作技法の解説などの展示があります。

優れた光沢を持つ「鈴鹿墨」(墨としては唯一、国の伝統的工芸品に選定)は、小紋の発達や家紋の制定などで墨染めや紋書き用としてより良質な墨が求められ、原材料を入手しやすい鈴鹿の地で紀州藩の保護のもと発達しました。
墨をつくる業者は最盛時には10軒あまりありましたが、 現在では「伊藤亀堂」の1軒になってしまっています。
展示は、古墨、青墨、現代の墨、木型などの道具、膠(にかわ)、煤(すす)などの原料、そしてパネルによる製作方法の解説です。

アンテナショップとしての機能を有したギャラリーがあるほか、鈴鹿墨(漢字用、仮名用、水墨画用の墨)と伊勢型紙の商品(伝統工芸士が彫刻した額縁入りの型紙、新作のLED型紙あかりの体験キット)の販売も実施。

伊勢型紙 Ise-Katagami 【伊勢形紙協同組合】
鈴鹿墨「1200年の伝統、1201年目の革新」 【伊藤亀堂】
鈴鹿市伝統産業会館
名称 鈴鹿市伝統産業会館/すずかしでんとうさんぎょうかいかん
所在地 三重県鈴鹿市寺家3-10-1
関連HP 鈴鹿市伝統産業会館公式ホームページ
電車・バスで 近鉄鼓ヶ浦駅から徒歩10分
ドライブで 東名阪自動車道鈴鹿ICから約17km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 鈴鹿市伝統産業会館 TEL:059-386-7511/FAX:059-386-7511
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ