二見興玉神社

三重県伊勢市、境内の磯合にある夫婦岩（めおといわ）で知られる古社が二見興玉神社。夫婦岩の沖合い700mの海中に沈むご神体「興玉神石」（おきたましんせき）を遙拝する場所がルーツの二見興玉神社。境内の本殿近くには夫婦岩から上る日の出を拝む日の出遙拝所もあります。

海中に没した興玉神石を遥拝！

正面に見える夫婦岩は、沖合700m先に鎮まる猿田彦大神縁りの霊石「興玉神石」と、日の大神を遙拝するための鳥居と考えられています。
霊石「興玉神石」の大きさは東西216m×南北108mという巨大なもので、安政元年11月3日・4日（1854年12月23日・24日）に連続して発生した安政の大地震「東海・南海地震」（32時間後に連続発生、推定M8.4）で海中に没しています。

毎年5月21日には、「興玉神石」に付くアマモを刈る『藻刈神事』が執り行われます。
このアマモは、「無垢塩草」（むくしおくさ）として授与品にもなっています。

祭神は猿田彦大神（さるたひこのおおかみ）で、縁結び・夫婦円満・交通安全などにご利益が大。

二見興玉神社の境内には、猿田彦大神のお使いといわれる二見蛙が多数奉納されており、社務所では「無事カエル」の縁起物として、カエルをあしらったお守りなどを授与してくれます。

二見興玉神社
名称	二見興玉神社／ふたみおきたまじんじゃ
所在地	三重県伊勢市二見町江575
電車･バスで	JR二見浦駅から徒歩15分
ドライブで	伊勢二見鳥羽ライン朝熊東ICから約3.7km
駐車場	二見浦公園駐車場（50台／無料）、専用駐車場（20台／無料）、二見総合駐車場（200台／無料）、二見老人福祉センター（120台／無料）
問い合わせ	二見興玉神社 TEL:0596-43-2020／FAX:0596-43-2015
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。