マウントジーンズ那須が2024年3月10日で閉業！

東急リゾーツ＆ステイが栃木県那須郡那須町で運営するマウントジーンズ那須。冬はスキー、グリーンシーズンは那須ゴンドラで知られるリゾートですが、温暖化による雪不足などを背景に、2024年3月10日に閉業、平成6年にオープンして以来の歴史を閉じることになっています。

那須ゴンドラも撤去され、スキー場跡は植林されて森に

2023-2024シーズンは、2023年12月23日（土）にウインターシーズンの営業を開始、「ありがとうジーンズ、ハンターで会いましょうキャンペーン」を実施し、「ハンターマウンテン塩原」で来期に利用できるクーポン券（リフト1日券を定価購入の際に利用可能な「1000円引きクーポン券」）を配布、来期からは「ハンターマウンテン塩原」の利用をと呼びかけています。

マウントジーンズ那須の営業終了後は施設を撤去し、スキー場に植樹した上で、林野庁に返却する予定。

地元那須町の小中学生もスキー教室といえばマウントジーンズ那須だっただけに惜しむ声も多く聞かれますが、スキー離れ（マウントジーンズ那須のスキー客は昨年度10万4027人）、地球温暖化の問題で「那須温泉ファミリースキー場」も2022年3月に閉鎖され、スキー人口の減少が加速することも危惧されています。

マウントジーンズ那須も第3セクターから東急に経営が移管された平成17年当時は3月末まで営業できましたが、2022年、2023年は3月中旬で終了、今後も営業期間が短くなることが予想されるため、200mほど標高が高く、雪が期待できるハンターマウンテン塩原に注力することに方針転換したものです。

真夏の平均気温22度という地の利を活かして「清涼那須ゴンドラ」を夏に運行させる、ゲージなしで愛犬とゴンドラに乗車でき、涼しい山頂のドッグランとともに愛犬家にも人気でしたが、こちらも施設閉場となり、ゴンドラは撤去される予定。