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當麻寺・東塔

當麻寺・東塔

奈良県葛城市にある行基の道場をルーツとする古刹で、中将姫ゆかりの『當麻曼陀羅』(たいままんだら)を本尊とする真言宗・浄土宗二宗の寺が、當麻寺。古い時代の東塔(とうとう)と西塔(さいとう)が現存する唯一の遺構で、とくに東塔は奈良時代末(729年~749年)の建立と推測され、国宝に指定されています。

奈良時代末に建てられた三重塔が現存し、国宝に

金堂の南側斜面に建つ三重塔が東塔。
治承4年12月28日(1181年1月15日)、平氏政権に反抗的な東大寺、興福寺など奈良(南都)の仏教寺院を焼討にした平重衡(たいらのしげひら)の南都焼討で、興福寺と関係の深かった當麻寺も焼き討ちの被害に遭い、金堂や講堂などを焼失(現存する金堂、講堂は鎌倉時代の再建で国の重要文化財)。
その際の戦火で焼け残ったのが東塔と西塔です。

東塔の高さは相輪含めて24.4m。
相輪は、一般の塔では「九輪」と9つですが、東塔は八輪、さらに二重目の柱間が3間でなく2間なのは古塔では當麻寺東塔のみとなっています。

當麻寺・東塔
名称 當麻寺・東塔/たいまでら・とうとう
所在地 奈良県葛城市當麻1236
関連HP 當麻寺公式ホームページ
電車・バスで 近鉄南大阪線当麻寺駅から徒歩15分
ドライブで 西名阪自動車道柏原ICから約7.6km
駐車場 市営當麻町観光駐車場(20台/有料)
問い合わせ 當麻寺 TEL:0745-48-2001
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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