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五代松鍾乳洞

五代松鍾乳洞

奈良県吉野郡天川村洞川、「天川村立洞川エコミュージアムセンター」の東にある鍾乳洞が、五代松鍾乳洞(ごよまつしょうにゅうどう)。昭和4年、赤井五代松(あかいごよまつ)が発見した総延長80m以上の洞窟で、10年あまりの歳月を費やして観光洞に整備したもの。現在は洞川財産区が所有管理し、ヘルメットをかぶって探勝します。

洞窟から湧く「ごろごろ水」は、環境省の昭和の名水百選に選定

昭和4年に発見、昭和7年には観光客の入洞ができるようになりましたが、昭和11年2月1日に国立公園に指定された吉野熊野国立公園の国立公園調査員長(内務省)を務めた岡部長景(子爵・貴族院議員)が、発見から開洞までの努力を讃えて、五代松鍾乳洞と命名しています。
赤井五代松は、稲村ヶ岳への五代松新道も開削しているので、洞川開発のパイオニア的な存在です。

観光洞といってもワイルドなままで、20~30cm鍾乳石の鍾乳石が下がり、なかには3~4mの鍾乳石も。
「大黄金柱」は8mにも及ぶ洞内最大の石柱です。

鍾乳洞の下には、洞窟から湧き出す「ごろごろ水」(環境省の昭和の名水百選に選定)の採水所があり、「ごろごろ茶屋」が営業(駐車場は五代松鍾乳洞と兼用で有料/路上駐車はできません)。
多くの人が水を汲んでいますが、洞川財産区によれば、そのまま飲むのではなく煮沸してからの方がいいとのこと(雨水が混ざることがあるなどが理由なので、「ごろごろ茶屋」で確認を)。
地中を流れる水がゴロゴロと音をたてて流れるのが名の由来で、石灰岩の中を通る水のため、カルシウム分が多いのが特徴。

「ごろごろ茶屋」から五代松鍾乳洞の入洞口までは、五代松鍾乳洞モノレールの利用も可能。
同じ洞川地区にある面不動鐘乳洞(総延長280m)と面不動モノレール「どろっこ」と同様のシステムということに。
モノレールは、農業などに使われる産業用モノレール(モノラック)を応用したもので、全長180m、4人乗り(面不動モノレールは2人掛け4両編成16人乗り、全長174m)。
元来はみかん。木材の搬出などに使われています(奥多摩の山間部などで人を乗せる交通機関としても活用されています)。

五代松鍾乳洞
名称 五代松鍾乳洞/ごよまつしょうにゅうどう
所在地 奈良県吉野郡天川村洞川686-131
関連HP 天川村公式ホームページ
電車・バスで 近鉄吉野線下市口駅から奈良交通バス洞川温泉行きで洞川温泉下車、徒歩25分
ドライブで 西名阪自動車道郡山ICから約57km
駐車場 あり/有料
問い合わせ ごろごろ茶屋 TEL:0747-64-0188
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

奥祖谷観光周遊モノレール

徳島県三好市のいやしの温泉郷にある観光用のモノレールが奥祖谷観光周遊モノレール。東祖谷山村の観光振興を目的に、農業などに使われる産業用モノレール(モノラック)を応用して敷設されたもの。全長は4600mですが、標高差が590m、最大傾斜角40

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五代松鍾乳洞モノレール

奈良県吉野郡天川村洞川、奈良県道21号(大峯山公園線)沿いの昭和の名水百選選定ごろごろ水(「ごろごろ茶屋」)と、山の斜面に位置する五代松鍾乳洞(ごよまつしょうにゅうどう)を結ぶのが五代松鍾乳洞モノレール。モノレールとはいえ農業などに使われる

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ごろごろ水(洞川湧水群)

奈良県吉野郡天川村洞川、奈良県道21号(大峯山公園線)、山上川沿いにある湧水が、ごろごろ水。大峯山系の清冽な伏流水が湧き出す地で、洞川湧水群(どろがわゆうすいぐん)として、環境省の名水百選(昭和の名水百選)にも選定。ごろごろ水のほか、神泉洞

 

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