新潟県長岡市与板町、文明11年(1479年)に開山された曹洞宗の古刹、徳昌寺。山号は香積山(こうしゃくざん)。与板城主・直江家の菩提寺として、直江兼続ら、直江家歴代の位牌が残されていますが、上杉家の米沢移封に伴って一時衰退。江戸時代(元禄年間)に入り、藩主や地元の豪商・大坂屋の庇護により再興しています。
『天地人』で有名になった直江家の菩提寺
徳昌寺第4世の頃には、上杉謙信が本堂を寄進しています。
現存する本堂は、廻船問屋・大坂屋三輪家の寄進により再建されたもの。
大坂屋は、信濃川の舟運を利用した廻船問屋で、京・大坂との交易で財を成し、江戸時代中期には越後屈指の豪商となったもの(楽山苑は明治時代に11代当主・三輪潤太郎の代に作庭された庭園)。
徳昌寺の住職を務めた第27世活眼大機和尚は、良寛との親交が深く、どちらかが先に亡くなったら、その導師を務めるとの約束をした仲。
実際に良寛が亡くなった際には、大機和尚が導師を務めています。
境内には良寛の句碑も残されています。
ほかに、良寛の学友で三輪家一族である三輪左一、左一の姪で良寛と互いに心を寄せ合ったいわれる、維馨尼(いきょうに)の墓もあります。
徳昌寺 | |
名称 | 徳昌寺/とくしょうじ |
所在地 | 新潟県長岡市与板町与板乙6025 |
ドライブで | 北陸自動車道長岡北スマートICから約8km、中之島見附ICから約10km |
駐車場 | 与板支所駐車場(50台)、まちの駅よいた駐車場(820台)を利用 |
問い合わせ | 徳昌寺 TEL:0258-72-2423 |
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