1月24日10:00〜17:00、高山市で『二十四日市』(にじゅうよっかいち)が開催されます。かつては塩市、桑市、花市、牛馬市などが立った高山の市。『二十四日市』は、明治初めまでは、旧暦に従って年末に上二之町を中心に正月用品などを扱う「歳の市」として開かれていたもの。その後、新暦にあわせ1月24日に開催されるようになりました。
昔懐かしい竹細工など民芸品が数多く並ぶ!
地元商店街が中心となって、高山市の本町通りから安川通りにかけての600mを歩行者天国にして、『二十四日市』を開催しています。
昔ながらの生活用具として「小屋名しょうけ」(古くから久々野町で作られてきた竹細工類の総称)、「江名子バンドリ」(わらで作った蓑)、「有道しゃくし」(朴の木を削って作った杓子)などの販売や製作実演も行なわれる飛騨伝統の民芸品市となっています。
近年は、外国人旅行者にも人気で、4万人ほどの人出を集めるイベントになっています。
「二十四日市の頃は天気が荒れる」という地元の言い伝えがあり、雪がチラつくことが多いので、防寒には留意を。
江名子バンドリ
バンドリとは、飛騨地方でムササビを意味する方言で、蓑を着けた人の姿がムササビに似ていことが名の由来です。
「江名子バンドリ」は、江戸時代から江名子町の農家で製作され、夏は涼しく冬は温かい仕事着として、雨の日の農作業の雨具などに使われてきました。
江名子にあった源十郎焼の窯元・加藤源十郎が農民に稲藁の穂先(ニゴと呼んでいます)とシナの樹皮を使って編み上げる「バンドリ」の製法を伝えたのだとか。
かつては農家の副業として作られていたが、今では伝承する人も激減。地元では、製作技法の伝承と伝統の保存のため、江名子バンドリ保存会が結成されています。
江名子バンドリ(製品)とその製作用具は、「飛騨の山村生産用具」として重要有形民俗文化財に指定。
さらに江名子バンドリの製作技術は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
「江名子バンドリ」は、江戸時代から江名子町の農家で製作され、夏は涼しく冬は温かい仕事着として、雨の日の農作業の雨具などに使われてきました。
江名子にあった源十郎焼の窯元・加藤源十郎が農民に稲藁の穂先(ニゴと呼んでいます)とシナの樹皮を使って編み上げる「バンドリ」の製法を伝えたのだとか。
かつては農家の副業として作られていたが、今では伝承する人も激減。地元では、製作技法の伝承と伝統の保存のため、江名子バンドリ保存会が結成されています。
江名子バンドリ(製品)とその製作用具は、「飛騨の山村生産用具」として重要有形民俗文化財に指定。
さらに江名子バンドリの製作技術は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
二十四日市|高山市 | |
開催日時 | 1月24日10:00〜17:00 |
所在地 | 岐阜県高山市本町1〜4丁目 |
場所 | 本町通り〜安川通り |
関連HP | 高山市公式観光ホームページ |
電車・バスで | JR高山駅から徒歩10分 |
ドライブで | 高山清見道路高山ICから約4km |
駐車場 | 市営空町駐車場(128台/有料)、市営えび坂駐車場(55台/有料) |
問い合わせ | 高山市観光課 TEL:0577-32-3333 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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