木曽川源流碑

木曽川源流碑

木曽川の源流は、御嶽山というイメージもありますが、実際は長野県木祖村、朝日村、松本市の境にそびえる鉢盛山(標高2446.6m)を源とし、南へ流れるワサビ沢(木祖村)の源頭部です。林道ながら鉢盛山登山に利用される車道途中、標高1650mのワサビ沢横断地点に「母なる川ここに生まれる」と記された木曽川源流碑が立っています。

林道は通行許可が必要なため、一般的には立ち入りが困難

木曽川はワサビ沢を源流に(木曽川源流碑より上部は滝が連続し、立ち入ることは危険です)、伊勢湾に流れ出す全長299kmの河川です。

「木曽川源流」の標柱には木曽三川治水百周年記念事業として昭和62年に標柱が立てられ、平成8年8月28日に味噌川ダムが竣工10周年にあったって再建されたことが記されています。

ワサビ沢は少し下って味噌川となり、味噌川ダムに水を湛えています。

この北側に鉢盛山の登山口がありますが、朝日村から登山口への林道は、入口にゲートがあり、通行許可が必要です(朝日村役場産業振興課へ問い合わせ、申請を)。
また、木祖村側からのアプローチは、木曽森林管理署の許可が必要です(味噌川ダムの奥にゲートがあります、途中は悪路です)。
この林道、森林軌道の廃線跡で、昭和40年まで、森林鉄道が通じていました。

ちなみに鉢盛山の山頂の南東7.5kmに位置する境峠も太平洋と日本海との中央分水嶺で、境峠にも「木曽川源流」石碑が立っていますので、観光的にはそちらの探勝がおすすめです。

木曽川源流碑
名称木曽川源流碑/きそがわげんりゅうひ
所在地長野県木曽郡木祖村
問い合わせ木祖村観光協会 TEL:0264-36-2543
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